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2020-04-22

【ボクシング】試合自粛は6月いっぱいまで延長

JBC(日本ボクシングコミッション)とJPBA(日本プロボクシング協会)は22日、オンラインによる新型コロナウイルス対策協議会を開き、5月末までとしていた興行開催自粛を、6月いっぱいまでに延長することを発表した。

 今月7日に、政府より7都府県に発令された緊急事態宣言は、その後、全国47都道府県に拡大。当面は5月6日までとされているが、同日をもって解除されるかどうかも不透明。「選手たちのモチベーションの問題もあるし、彼ら彼女らの未来を絶ってしまうようなかたちにはしたくない」(新田渉世・JPBA事務局長)としながらも、試合再開の時期については、「政府、自治体の要請を鑑みた上で、しっかりと判断していく」と、慎重な姿勢で引き続き臨む。

 また、今月5日に無観客試合として後楽園ホールで予定していた『東日本新人王予選』のスタートについては、7月29日開催を目指しているという。エントリーしている選手の中からは、周辺状況の都合等により、少数ながら「出場を辞退したい」という声も挙がり始めている模様だ。

 一方、昨日21日に、愛知県内のボクシングジム所属のプロ選手2名が、新型コロナウイルスに感染していたことが判明していた件については、1名が入院中、1名は自宅療養中で、同ジムスタッフも検査待ち状況にあることが発表された。
 同協議会ではこれまで、「一般練習生についてのジム立ち入り禁止」を決定し、全国ジムに通達してきたが、プロ選手にかぎっては、「“職業”ということを考慮して」、各ジムに判断を委ねてきた。「当該ジムも、三密を守っていたという報告があった」とのことだが、引き続き、三密を避けることの徹底を強く求めていくという。

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