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2022-08-26

【BBMカードコラム(#2022-11)BBMプロ野球チアリーダーカード2022 DANCING HEROINE】(インタビュー)チアドラゴンズ2022リーダー YUKINO -前編-「チアドラになるために生まれてきた少女」

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充実の2年間、そして空白の1年

BBM 晴れてチアドラのメンバーになり、YUKINOさんにとって最初のカード撮影は15年の4月、開幕直後でした。あのときのことは覚えています?

YUKINO いや、もう遠い昔のことで(笑)。でも、カードのことは知っていたんです。チアドラになる前の数年、ガールズの教室で私は太田みなみさんに教わっていたんです。その時にみなみ先生のカードを見ていましたので。
※太田さんは08~12年にチアドラゴンズに在籍。10、11年はリーダーを務めた。

BBM 実は太田さんがリーダーだった11年に、このカードは初めて制作されたんです。ですから15年にチアドラだけのカードセット商品を作った際にはOGの方にも何人かご協力いただきまして、太田さんにもお願いしたんですよね。

YUKINO そうでしたね。あれは私が入った年でした。先日、最初のカードを久しぶりに見たんですけど、「あ~撮られ慣れてないなぁ」と思いました。ポーズもちょっとぎこちないし。でも夏に撮ったカードの時は、だいぶ慣れてきたなと(笑)。

BBM チアドラだけのセット商品ですね。外で撮影した私服の写真とかもありました。

YUKINO あの傘の写真、一番のお気に入りでした(下の写真)。発売の時にはデーゲーム開催後にAEONでイベントをやったり、懐かしいですね。


BBM Cheer Dragons 2015 CARD SET 〜Hippy Happy Shake〜
15年秋に発売された「チアドラゴンズカードセット」に限定封入された生写真。この年のコスチュームはピンクだった



同じく「チアドラセット」に限定封入された私服姿の生写真。
あいにくの空模様だったが、それを逆手にとった“逆さYUKINO”の写真はご本人もお気に入りの1枚だ


YUKINO ずっと憧れていたチアドラになって、最初はあまり実感がなく、ファンとメンバーの中間という感じだったんですけど、実際にグラウンドに立って、ドアが開いた瞬間の光景を先輩方も見てきたんだなと思った時にようやくチアドラになったんだなぁ……と思って。

BBM グラウンドレベルからあの満員のスタンドを見たら、それは素晴らしい光景でしょうね。劇場でもホールでも素晴らしい舞台は他にもありますが、ドームほど大きくて大観衆の舞台というのはなかなかない。

YUKINO アーティストさんたちでも、ドーム公演はなかなかできない舞台ですが、チアドラならそれが何試合も続くわけですし。シーズン中はやることもいっぱいでずっと一生懸命ですし、目の前のことだけで精一杯なんですが、オフシーズンになって振り返ると「今年も濃いシーズンだったな。楽しかったし、本当にいい経験だった」って思うんです。そして「やっぱりチアドラ、まだ辞められないな」って(笑)。

BBM そんなYUKINOさんが17年にはいなかったので、正直、意外でしたし驚きもしました。

YUKINO まぁ若かったですね(苦笑)。それまでが順調すぎましたから、自分に変な自信がついちゃって、ただただ突っ走っていたように思います。チームでやっているのに、自分がという気持ちばかりで。先輩たちに早く追いつきたいという思いばかりが強かったように思います。

BBM そうだったんですね。

YUKINO 先ほどもお話ししましたが、17年はキッズクラスのインストラクターをしていました。でもその「空白の1年」があったから、自分自身成長もできたし、復帰してからもより長く続けられて、リーダーも任せていただけるようになったのだと思います。

BBM ある意味、演者側から育成する側になったわけですが、ダンスに対する考え方や取り組み方、見え方もだいぶ変わるのでしょうね。

YUKINO 17年のメンバーたちが踊っている姿を見たら、やっぱりチアドラはいいなぁと思いました。ただ、子供たちにダンスを教えることも私の夢だったんですよ。なのでそれができたこともとても良かったです。子供たちから「先生みたいになりたい」とか「私もチアドラになりたい」って言ってもらえたことも嬉しかったですし。自分自身がキッズの立場でしたから、子供たちと通じる部分も多かったんですよね。

BBM いつの間にか、憧れられる対象になっていたんですね。

YUKINO チアドラの2年間で、子供たちとドームで踊ったこともありましたけど、一緒に集合写真を撮るくらいでちゃんと話をする時間はありませんでしたからね。クラスで子供たちを教えながら、実際にふれあったり話をすることで、自分の原点に戻れた気がします。子供たちの姿を見ることで、改めて当時の自分のことも思い出しましたし、刺激も受けました。そうして次第に「よし、もう一度チアドラに戻って、もっともっと頑張るぞ!」と思うようになったんです。

BBM 大きな成長だと思います。

YUKINO 違う視点からチアドラゴンズを見られたことで、チームとしてもパフォーマンスでももっと良くしていきたいと考えられるようになりました。一人ではできないけど、みんなでだったらできるってことに気付けたことで、自分自身も変わることができたんだなと思いますね。本当にそこに気付けたのは大きかったです。

(後編に続く)


16年のカード用写真。当時の彼女といえば、黒髪ロング、前髪ぱっつんというのがトレードマークだった


復帰した18年のカード用写真。ひとまわりもふたまわりも成長しての、待望の復帰だった

PROFILE

YUKINO(ゆきの)
愛知県出身。小学生の頃からチアドラゴンズ・ダンスレッスンのキッズクラスに通い、ダンスを学ぶ。2015年にチアドラゴンズに加入。2シーズン務めた後、18年に復帰。以降今季まで5シーズン在籍。21年よりリーダーを務める。22年はオールスターゲームにも出演。長く中止を余儀なくされたステージも再開し、残りのシーズンの彼女たちのパフォーマンスにも大きな注目が集まる。

チアドラゴンズ2022の公式Twitterは @Cheer_Dragons
チアドラゴンズ2022の公式Instagramは cheerdragons_official

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