close

2020-01-12

【ボクシング】賞金マッチトーナメント　トゴルドル、エスクエルドの外国勢が優勝

ボクシング・マガジン編集部

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • line

全ての画像を見る

2020年のプロボクシングが12日、東京・後楽園ホールの「内山高志presents KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント」で開幕。２階級の決勝が行われ、60kg級はマービン・エスクエルド（フィリピン）、65kg級はトゴルドル・バットツォグト（モンゴル）が優勝を飾った。

写真上＝トゴルドル（右）は的確な左でデスティノの前進を阻み続けた

60kg級決勝５回戦

エスクエルド（右）の右強打が高畑を襲う

○マービン・エスクエルド（フィリピン）
●高畑　里望（ドリーム）
　ＴＫＯ４回２分31秒
［戦評］ラフに左右フックを振り回すエスクエルドの間隙を突いて、40歳の高畑は左ジャブ、右ボディアッパーをヒット。２回途中まではうまく戦っていた。だが、エスクエルドが左フックから右ストレートを突然繰り出すと、これがまともにヒット。高畑はロープに吹き飛びダウンしてしまった。
　ダメージ残る高畑だが、レフェリーは続行。ゴングに逃れると、ボディにダメージを溜め、スタミナもロスしたエスクエルドを再びコントロールし始めた。しかし、またしてもエスクエルドが左ショートフックから右ショートストレートを打つと、まともに食った高畑はロープに倒れこむ。今度はレフェリーもストップした。

65kg級決勝５回戦

○トゴルドル・バットツォグト（モンゴル）
●デスティノ・ジャパン（ピューマ渡久地）
　判定３－０（49対45×２、48対46）

［戦評］プロ２戦目のトゴルドルが、アマチュア仕込みのテクニックでデスティノの強打を封じた。デビュー戦で右手の親指を痛めていたトゴルドル。風邪を引いてコンディションも良くなかったというが、うまい足捌きで距離を取り、「今日はこれしかなかった」という左ジャブをダブル、トリプルで的確に突いて試合をコントロールした。
　前に出ながらも空打を繰り返したデスティノは４回、プレスを強めて右をヒットするが、トゴルドルの速い足を止められない。最終回にはトゴルドルのワンツーでダメージを深め、ロープ際で右のダブルを受けるとついにダウン。残り時間はトゴルドルが悠々と逃げ切った。

※56kg級決勝は山内祐季（真正）の負傷により中止。佐々木蓮（ワタナベ）が優勝。

2020年最初のプロボクシング興行。開場を前に、今年の安全を祈念してリング上でお祓いが執り行われた

写真◉馬場高志

3

画像1
画像2
画像3

おすすめ記事

村田諒太に刺客登場？　ムンギアがミドル転向初戦飾る - ベースボール・マガジン社WEB

ＷＢＯ世界スーパーウェルター級王者ハイメ・ムンギア（メキシコ）は11日（日本時間12日）、アメリカ・テキサス州サンアントニオでミドル級転向戦を行い、11回ＴＫＯ勝ち。不敗記録を35（28ＫＯ）に伸ばした。

www.bbm-japan.com

【ボクシング】比嘉大吾が再起会見「普通の生活から戻ってきました」 - ベースボール・マガジン社WEB

２月13日、東京・後楽園ホールで１年10ヵ月ぶりに復帰戦を行う元WBC世界フライ級チャンピオン比嘉大吾（白井・具志堅スポーツ）が10日、記者会見を開き、マス・スパーリングも公開。現在の心境を語った。
写真上＝再び立ち上がった比嘉。15勝15KOの強打は甦るか
「自分から望んで休んだ」
具志堅会長（左）、友利正トレーナー（右）と会見する比嘉
比嘉が公の場に姿を現すのは、2018年４月のクリストファー・ロサレス（ニカラグア）戦で悪夢の計量失格、そしてプロ初黒星を喫して以来。体も大きくなった印象...

www.bbm-japan.com

【ボクシング】井岡一翔が一夜明け会見。エストラーダと「いつやってもおかしくない」 - ベースボール・マガジン社WEB

31日、東京・大田区総合体育館で初防衛に成功したWBO世界スーパーフライ級チャンピオンの井岡一翔（Reason大貴）が一夜明けた元旦、都内のEBISU K’s BOXジムで会見。ジェイビエール・シントロン（プエルトリコ）戦を振り返り、2020年の目標を語った。

www.bbm-japan.com

【ボクシング】Ｖ１から一夜明け。吉田実代は反省山積みでも前を向く。 - ベースボール・マガジン社WEB

ＷＢＯ女子世界スーパーフライ級王者・吉田実代（31歳＝EBISU K's BOX）が１日、３－０判定初防衛から一夜明け、所属ジムであらためて記者会見を行った。

www.bbm-japan.com

田中恒成が会見。「誰でもかかってこい、と言える強さを手に入れたい」 - ベースボール・マガジン社WEB

圧巻の３回ＫＯで、ＷＢＯ世界フライ級王座の３度目の防衛を果たしたチャンピオン田中恒成（24歳＝畑中）が１日、都内で一夜明け会見。浮ついた雰囲気を微塵も出さず「早く次の試合に向けて準備したい」と、欲求の強さを示した。

www.bbm-japan.com

ボクシング・マガジン　2020年2月号

ボクシング・マガジン 2月号 - ベースボール・マガジン社WEB

2020年 1月15日発売
BBM0292002
A4判
定価 本体1045円+税
Contents
COLOR GRAVUE
[年末世界戦レポート]
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
村田諒太が豪快TKO勝ち
カネロ?GGG?村田諒太に迫りくるビッグマッチ
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
拳四朗、代役をボディで撃沈
IBF世界フライ級タイトルマッチ
八重樫東の執念実らず
レジェンド復活。ロマゴンが再起
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
井岡一翔の見せたプライドとキャリア
...

www.bbm-japan.com
タグ：

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事