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2022-10-07

【ボクシング】来月15日、比嘉大吾メインで日タイ戦5試合開催

左から鈴木、高橋、比嘉、白石、李

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 11月15日(火)、東京・後楽園ホールで『lifetime boxing fights11・KO祭』(主催;志成ボクシングジム)が開催されることが7日、同ジムで発表された。メインに登場するのは元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(27歳=志成)だ。

取材_加茂佳子

前回苦戦のショックはない、と比嘉
前回苦戦のショックはない、と比嘉

 比嘉の対戦相手はWBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級9位にランクされるソンセン・ポーヤム(22歳=タイ)。3年前に来日し、畑中建人(畑中)の持つWBCユース・フライ級王座に挑戦し8回TKO負けを喫しているが、以降は負け知らずの12連勝。戦績を20戦18勝(12KO)2敗としている右ボクサーファイターだ。比嘉との試合はバンタム級10回戦で行われる。
 7月のフローイラン・サルダール(フィリピン)戦で初ダウンを喫し、2-1の8回判定という辛勝だった比嘉は、「ショックはなかったけど、見えないパンチを貰うと倒れるんだなと。イチからトレーニングを積み直してきたので、次は倒して勝ちたい」と、バンタム級での豪快KOを期している。
 現在の同級のランキングはWBC21位、OPBF4位、WBOアジアパシフィック2位、日本3位。二宮雄介マネージャーは「世界へのステップにするため、この時期に試合を組んだ。来年以降に世界を狙える状態に持っていきたい」というだけに、このクラスで戦えるものを証明せねばならない。

移籍初戦に意気込む高橋
移籍初戦に意気込む高橋

 セミファイナルには6戦(6KO)無敗の高橋拓磨(29歳)が登場。ワールドスポーツジムから志成ジムへ移籍後の初戦は、チャイヤラット・サワンソーダ(タイ)との65kg契約8回戦。
「生まれ変わったボクシングをお見せしたい。攻撃力の精度が上がっている。鈴木稔弘より早く倒したいと思います(笑)」と、デビュー戦瞬殺の同僚へのライバル心をチラリと見せた。
チャイヤラットの戦績は7戦5勝(4KO)2敗。

白石も移籍第1戦。2年のブランクを作るもまだ若い
白石も移籍第1戦。3年近いブランクを作るもまだ若い

 井岡ジムから志成ジムに移籍した元全日本新人王で、日本ユース・フライ級王者の白石聖(しらいし・じょう、25歳)はタイ・スーパーフライ級王者ジャッカパン・セーントーン(31歳=タイ)とスーパーフライ級8回戦を戦う。
 これが2年10ヵ月ぶりの試合となる白石は、「久しぶりの試合で楽しみ。興行を盛り上げます」とにこやかに語った。
 白石の戦績は11戦10勝(5KO)1分。ジャッカパンは17戦11勝(11KO)6敗。

兄・雅弘(角海老宝石)と同じポーズを取る鈴木
兄・雅弘(角海老宝石)と同じポーズを取る鈴木

 8月のデビュー戦をわずか25秒で終えた鈴木稔弘(すずき・としひろ、25歳)。プロ第2戦はWBCアジア(※日本未公認)王者のアタノン・クンラウォン(26歳=タイ)とのライト級6回戦。
「初っ端から仕掛けて前回より早く倒します。倒したらご褒美がほしいです。え、何を? 甘いものがいいです。アイスとか」とおどけたが、これを聞いた二宮マネージャーは、「KO賞を考えて、後日発表させていただきます」と乗り気だ。
 アタノンの戦績は17勝(13KO)8敗1分。

「自分以外みんな強い」というものの、萎縮した様子はない李
「自分以外みんな強い」というものの、萎縮した様子はない李

 トンテップ・テーヤウォン(タイ)とスーパーフェザー級6回戦を行う日本同級16位・李鎮宇(り・じぬ、26歳=角海老宝石)は、「この日に出るボクサーは僕以外強い人ばかり。負けないよう頑張ります」と穏やかに語った。
 昨年度全日本新人王でもある李の戦績は8戦8勝(4KO)。トンテップは18戦8勝(5KO)8敗2分。

 第1試合は日本ウェルター級13位・平安山太樹(へんざん・たいき、35歳=ボクシングクラブオキナワ)対星大翔(ほし・ひろと、24歳=角海老宝石)の64.5kg契約6回戦。この試合から全6試合がAbemaにてライブ配信される。

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