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2022-10-21

【しゅりんぷ池田のカード春秋】上川畑大悟は新生ハムの顔となれるか

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背番号はいきなり「4」

 新人選手の直筆サインカードやメモラビリアカードが豊富に入った豪華カードセット、「ルーキーエディションプレミアム」が間もなく発売となります。レギュラーカードでは各球団3名の新人がカード化されています。

 今季も新人記録に並ぶ37セーブをマークしてセーブ王を争った大勢や、佐々木朗希とバッテリーを組んで完全試合を達成した松川虎生など活躍した新人選手が出ましたが、筆者が個人的に注目していたのが、日本ハムの上川畑大悟です。

BBMベースボールカードセット ルーキーエディションプレミアム2022 RP33 上川畑大悟(F)
BBMベースボールカードセット ルーキーエディションプレミアム2022 RP33 上川畑大悟(F)

 年頭に発売される「ルーキーエディション」のカード裏面は入団記者会見の集合写真が入っているのですが、上川畑はその当日、都市対抗野球を戦っていたため会見に出席できず、集合写真の上部に同選手の顔写真のみが丸くくり抜かれて入っていて、まるで卒業式を欠席した生徒状態で、変に印象に残ってしまいました。


2022BBMベースボールカード ルーキーエディション No.114 上川畑大悟(F)裏面

 上川畑は前年のドラフト9位で全体77番目という最終指名でのプロ入りとなったのですが、与えられた背番号はいきなり「4」と1ケタ番号で球団の期待の高さがうかがえました。

 前年の試合で負ったケガもあって一軍昇格は5月下旬までズレ込みましたが、デビュー戦から快打を連発して6戦目の5月31日の広島戦では四番に起用されるのです。新人選手のそれは球団では1959年の張本勲以来63年ぶりだったのだとか。

 今季の同選手は80試合の出場で打率.291と打って、チームでは最多の71試合でショートを守りました。来季から新本拠地でリスタートするファイターズの新たなリーダーとなりそうですね。
(週刊ベースボール2022年10月31日号 掲載記事再編)

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