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2023-01-21

グレート・ムタが卒塔婆に白使の血で「死」としたためた…東京ドームを震撼させた27年前の伝説【週刊プロレス昔話】

グレート・ムタの首を布で絞める白使

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22日、NOAH横浜アリーナ大会「ABEMA presents GREAT MUTA FINAL“BYE-BYE”」でグレート・ムタが引退する。

ムタはスティング&ダービー・アリンと組んで、白使&AKIRA&丸藤正道と激突。約27年ぶりの来日となるスティングはムタがアメリカで頭角を現した頃のライバルであり、現在もAEWで活躍する超大物だ。

アリンは現在スティングが手塩にかけて育てているパートナーであり、AEWの未来を担う破天荒な30歳。今年1・4シアトル大会でサモア・ジョーを破って、AEWのTNT王者となり、1・18フレズノ大会では新日本で活躍するKUSHIDAの挑戦も退けている。

対戦相手のAKIRAは武藤敬司の同期であり、今一戦の対戦カードビジュアルには連獅子スタイルで登場。丸藤正道は2019年11月にムタとシングルで対戦し、2020年から武藤と行動を共にしてきた。

そして、白使。新崎人生の化身で1995年にWWFと契約を結び、ブレット・ハートらと抗争を繰り広げた元メジャーリーガー。1996年4月29日の新日本東京ドーム大会では、ムタと「オリエンタル・ドリームマッチ」で激突。圧巻の入場で6万人の観衆を魅了し、持参した卒塔婆をニュートラルコーナーに結びつけて試合に臨んだ。

白使はテーブル上でのパイルドライバーを食らい、折れた卒塔婆で殴打されると大流血。ムタは卒塔婆に白使の血で「死」としたためて挑発する余裕も見せた。

白使は毒霧をよけると場外戦で反撃に転じると、側転からのノータッチ式ムーンサルト・アタック、ダイビング・ショルダーアタック、ダイビング・ヘッドバットと猛攻。念仏パワーボムで仕留めようとしたが、毒霧を食らうとダイビング・ブレーンチョップ、ムーンサルト・プレスで沈んだ。

東京ドームを震撼させた一戦から27年が経った。ムタのラストマッチで白使はどんなファイトを見せるのか。試合当日は「パパ」であるザ・グレート・カブキ、WCW時代にマネジャーを務めたサニー・オノオ氏の来場も決定。役者はそろった。今年1・1日本武道館大会の中邑真輔戦で“奇跡の名勝負”を繰り広げたムタのラストマッチは、インターネットTV「ABEMA」で午後2時30分より無料生中継される。

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新日本プロレス50年物語第2巻 平成繁栄期 | 週刊プロレス powered by BASE

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