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2023-01-15

グレート・ムタ引退試合へ丸藤正道が「世界観に溶けちゃいたい」【週刊プロレス】

2019年11月にグレート・ムタとシングルで対戦した丸藤正道

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ついに1週間後のNOAH1・22横浜アリーナ大会に迫ってきたグレート・ムタ引退試合。丸藤正道は白使&AKIRAと組んで、ムタ&スティング&ダービー・アリンと対戦する。魔界の住人であるムタ以外の4選手もペイントという強烈なキャラクターの中に加わる形だ。そんな丸藤が15日、NOAH富士大会前にムタ引退試合についての見解を語った。

――ムタ&スティング&アリンvs白使&AKIRA&丸藤というカードになったが?

丸藤「ムタというレスラーに最後に関われるというのは嬉しい半面、そこになぜオレが入るんだろうって気持ちもあり。ファンの人たちもそう思ってることだと思うよ。NOAHのリングという部分で自分が入ったのかなって」

――すごいカードです。

丸藤「にしても、メンツが濃いよね(笑)」

――どういうふうに闘いますか?

丸藤「こういうふうに闘いますって言うわけないよね(笑)。丸藤正道として発表されているので、ちゃんと丸藤正道で出ます」

――AKIRA選手はAKIRA選手ですが、写真は連獅子スタイルだったが?

丸藤「ボクも何かできたらなとは考えてますよ」

――世界的にも注目される一戦だが?

丸藤「ムタがいて、スティングがいて、スティングがすごく可愛がってるダービー・アリンも楽しみだし。この点が何か線としてつながるかもしれないし。ムタとは終わりだけど」

――スティングと初対戦だが?

丸藤「オレが小中学生の時に大好きな選手の1人ですよ。ムタがスティングとやったり、武藤さんがスティングのペイントをしてタッグを組んだのとか覚えてますよ。オレにとってもヒーローです。グレート・ムタの最後の試合かもしれないけど、ありがたいことにボクにとってもメモリアルな試合になりますよ」

――どんな試合になるかまったく想像がつきません。

丸藤「無理やりその世界観に溶け込んでいこうとすると非常にカッコ悪いことになると思うので。ウソ臭いものだとダサいし。入場した時から世界観というものに溶けちゃいたい」

――魔流不死という選手もいたが…。

丸藤「もう出てくることはないんじゃないですか」

――ムタとの闘いでどんなことが印象に残っていますか?

丸藤「(2019年11月に)シングルもやりましたし、その後に組んだりもした。短い間でしたけど、グレート・ムタというものに触れさせてもらう機会をほかの人たちよりも多くいただいたので、非常に光栄ですね。プロレスラー同士で言うのも変かもしれないけど、嬉しいし。こないだの中邑(真輔=NOAH1・1日本武道館でムタと対戦)君じゃないけど、リングに上がったらファン時代の気持ちにならないようにするし、それでも自然と出ちゃったらしょうがないよね」

――ムタの引退試合ですし、いくら抑えようとしていても気持ちが出ることもあります。

丸藤「お客さんが見たいものがそこにあふれ返っていればいいんじゃないですかね。プロレスラーとして難しいところの1つだけど、自分がやりたいことと思ってることと、ファンの人が見たいことと思ってることに、ズレが生じてしまうとプロレスラーの価値も落とす。やる側と見る側のすべてが一致するような試合にしたいですよ。自分の欲望、考えを押しつけるような試合をするとオレの今後のプロレス人生も危うくなる。そんな一戦かな。下手したら、これから先、何年も『丸藤、空気読めないヤツだな』って思われちゃう」

――非常に難しいシチュエーションですね。

丸藤「さっきも言ったように溶けちゃいたいよね。まぁ、オレも1年、2年目の選手じゃないんで。ファン心も持ってるからこそ、やれることもあるんじゃないかな…ってこの試合に関してはあいまいなことしか言えないよ(笑)。ほか5人がみんな、何をするかわからない選手たちばっかりなんだから。会場で見るのが一番いいと思いますよ」

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週刊プロレスNo.2224 (2023年1月25日号/1月11日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は新日本vsNOAH対抗戦の会見でロス・インゴ勢に対して怒りを爆発させた拳王です。昨年に続いて1月の横浜アリーナでおこなわれる注目の全面対抗戦の会見は完全再録しているので必読です。巻頭記事は新日本アフタードームとなる1・5大田区リポート。今年から始まる新日本の新しい流れがいくつも生まれました。メインで組まれたオカダ&ケニーの一夜限りのお年玉タッグの試合を中心にリポート。注目企画は新春恒例の各団体担当記者が新年期待の選手を紹介する「イチオシ選手!2023」の男子団体編。新日本、全日本、NOAH、DDT、ドラゴンゲート、大日本、GLEATの7団体から今年の推し選手が登場。それぞれどんな選手が選出されているか必見。スターダムは後楽園、名古屋の2大会を追跡。後楽園では朱里からの要求に応えてセンダイガールズの橋本千紘が来場。名古屋ではワンダー王者・上谷沙弥が防衛記録タイに並ぶV13。6人タッグリーグ戦序盤も。NOAH後楽園昼夜興行は全日本を退団したジェイク・リーの初戦やタッグトーナメントなど盛りだくさん。巻末言では武田取締役に武道館総括と今年の展望を聞いています。そのほかDDT板橋&鶴見、大日本・新木場、ドラゲー京都&大阪、GLEAT大阪、FREEDOMS新木場、ガンプロ板橋、東京女子・後楽園ほか、仙女・新宿、アイスリボン川口など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。通常3~5日でのお届けとなります。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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