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2023-04-22

【ランナーの証言】私たちが「UAフロー ベロシティ エリート」を好きな理由

昨年11月、6大メジャーの一つであるニューヨークシティマラソンにおいてシャロン・ロケディはUAフロー ベロシティ エリートを着用し、自身初マラソンで初優勝を遂げた(写真/Getty Images)

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ニューヨークシティマラソン女王
シャロン・ロケディ 編

昨年11月に米国で開催された、6大メジャーズの1つ、ニューヨークシティマラソンの女子の部で、ケニアのシャロン・ロケディが優勝した。彼女が初マラソンの相棒として選んだのが、アンダーアーマーの新作カーボンプレートシューズ「UAフロー ベロシティ エリート」だった。レース後には、シューズに対して全幅の信頼を寄せていたことを次のように明かした。

「2019年にチームに加入してから、毎日毎日アンダーアーマーのイノベーションチームのメンバーとやり取りをして、ともにプロダクトを進化させてきた。スタートラインに立ったときに、彼らの顔が浮かんだ。初マラソンだが、自信があった。このスーパーシューズでレースに挑むことができるのだから」

ニューヨークシティマラソンは、ロケディのマラソンキャリアのスタートを切る節目の大会になったと同時に、UAフロー ベロシティ エリートがトップレベルのシューズであることを証明するレースにもなった。


小森コーポレーション
金森寛人×湯原慶吾 編


アンダーアーマー初の本格レーシングシューズ「UAフロー ベロシティ エリート」は、4月1日に発売。一足先に練習で使用している実業団選手と、2月のクリール・シューズトライアルで試し履きをしたランナーのインプレッションを紹介していく。

――このシューズを、どんなときに使っていますか。

金森 今は、ポイント練習のメインシューズとして使っています。スピード練習から距離走まで、幅広い練習で履いていますね。他のカーボンプレートシューズに比べて、足裏全体で地面をつかめるような感覚があり、安定感があります。ミッドソールの下部分に使われている「フロー」という素材が、地面を指でつかむ感覚を生み出していると感じます。フローは少しの硬めではあるけれど、それが接地
時の沈み込みや不安定さを解消してくれて、かえって反発力と推進力を得られる感じがします。走りやすいです。

湯原 僕も気に入っているのは、安定感です。疲れてくると、脚の外側で接地するようになって、外側の筋肉ばかりが張ってきてしまうのですが、このシューズを履くようになってからはそういったこともありません。5000mや1万mがメインなので、陸上トラックでのインターバル走で使っていますが、400mを68秒、1km当たり2分50秒のペースで走っても、いい感覚で走ることができています。それに、他のカーボンプレートシューズは、地面に対して真っすぐに接地しないとうまく反発力が返って来ないのですが、このシューズはどこで接地し
ても、安定した推進力が得られるのがいいですね。

金森 確かに。元気なうちはいいフォームで走れているから、ちゃんと反発力が返って来るけれど、疲れてきて動きが崩れると、なんかハマっていないなという走りになるよね。その点、このシューズはフォームが崩れても、きれいに反発が返って来る感覚があります。安定感の良さは、マラソンの後半に効いてくると思います。このシューズで40km走を行うなど検証を重ねて、次のマラソンシーズンではレースでも使ってみたいと思っています。

――このシューズを履きこなすためのアドバイスをいただ
けますか。

湯原 カーボンプレートシューズは、お尻の筋肉をより使って走るので、お尻に刺激入れのトレーニングをしてから走るほうがいいと思います。

金森 カーボンプレートシューズでは特に、重心の真下に足を着くことが大事だと感じています。真下に着地しないと、ブレーキになったり、反発が大きい分、ダメージが大きくなったりするからです。その一方、真下に着地すれば、いい反発を得られて気持ち良く走れます。そのために、走る前に、片脚デッドリフトや壁に手をついた状態でのもも上げを行っています。動きづくりで、体に感覚を覚え込ま
せてから走るようにするのがお勧めです。


金森寛人/Hiroto Kanamori
1994年、新潟県出身。関根学園高校→拓殖大学。マラソンを主戦場とし、自己ベストは2時間10分16秒(2022年大阪・びわ湖統合大会)。主将。


湯原慶吾/KeigoYuhara
2001年、茨城県出身。水戸工業高校→青山学院大学。5000、1万mのトラック種目が専門。自己ベストは5000m13分49秒55、1万m28分42秒17。


他のランナーたちの証言

「私の走りはフォアフット着地ではないので、カーボンプレートシューズは合わないだろうという先入観をもっていましたが、いい意味で裏切られました。抜群のフィット感と紐を結ぶと何も履いていないような履き心地。クッションはしっかりあるものの、接地時に沈み込み過ぎないところが長く走っても疲れにくそうで、非常にいいと感じました。最初に履いたときは、足の着地から回転までがスムー
ズで、嫌味のない、自然と前に進む感覚に、思わずにやけながら走ったほどです。マラソンで履くのが楽しみです」(小幡佳代子さん/1999年世界陸上セビリア大会女子マラソン代表、RunFieldコーチ)

「最も反発を得られる接地ポイントは、フォアフットとミッドフットの間にあると感じました。そのため、レース終盤で疲れが溜まったときにミッドフット着地になっても、反発を得られそうだと感じています。反発力は他のカーボンプレートシューズよりもいい意味で弱めなので、マラソンに向いていると思います。次シーズンの勝負シューズとして、まずは30km走やハーフマラソンで試してみようと思います」(川上和城さん/一般ランナー)

「他のカーボンプレートシューズよりもソールが硬めのため、接地したときに沈み込み過ぎずに、ダイレクトに反発が返ってくる印象です。スパイクの感覚に似ているかもしれません。フィット感が良く、足とシューズが一体化しているようでした。足袋を履いているような感覚で、シューズ内で足が動くことがありませんでした。ハーフマラソンやスピードトレーニングで使ってみたいです」(坂元正博さん/一般ランナー)


UAフロー ベロシティ エリート
¥26,400
23.0〜30.0cm(ユニセックス)
特設サイトはこちら

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