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2023-07-23

【展望】競泳世界選手権 第2日目 カツオが再びメダル獲りに挑む!

2019年光州世界選手権では200m自由形で銀メダルを獲得した松元。再びメダル獲得なるか(写真◎Getty Images)

24日に行われる福岡世界選手権の競泳2日目。予選に出場する日本選手を中心に展望していく。

 女子100m背泳ぎには白井璃緒が出場する。白井は2019年光州世界選手権では200m自由形で決勝進出と自由形にも力を持つが、本職の背泳ぎでも決勝に進出したい。男子100m背泳ぎには日本男子最年長の入江陵介が登場。もともとは200m背泳ぎを得意としていたが、2021年東京五輪後は100m背泳ぎに専念。ウェイトトレーニングなども見直し、スピードアップに努めてきた。世界のレベルも上がっているこの種目、決勝進出、そしてメダル獲得なるか注目だ。

 女子100m平泳ぎには青木玲緒樹と地元・福岡出身の鈴木聡美が出場する。青木の自己ベストは昨年にマークした1分5秒19と、これを決勝で出すことができれば十分にメダル獲得のチャンスがある。まずは気持ちよく準決勝を通過したいところ。2012年ロンドン五輪の同種目銅メダリストの鈴木は日本選手権では50m平泳ぎで5年ぶりに自己ベスト更新といまだに進化中。100mは厳しい戦いになるが、本命種目の50mに向けて弾みをつけたい。

 男子200m自由形に出場するのは“カツオ”こと松元克央。2019年光州世界選手権では同種目で銀メダルを獲得し、東京五輪でもメダル獲得を期待されたがまさかの予選落ちに失意にくれた。その後、所属を移籍するなど退路を断って強化。今年の日本選手権では100m自由形で日本新を記録するなど調子も上向いてきている。余裕を持ちつつもしっかりと決勝へ駒を進めたいところだ。また、この種目の注目は100m自由形の世界記録保持者である18歳のダビド・ポポビチ(ルーマニア)。今季はここまで調子が上がってきていないが、バッチリ調子を合わせてくればこの種目でも世界新の可能性もありそうだ。

 女子1500m自由形には森山幸美が出場する。女子自由形長距離は世界と水をあけられている種目でもある。オープンウォータースイミングもこなすスタミナで世界に食らいついていきたい。

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