

CM1 山本由伸
バファローズでいま、最も輝きを放っているのは山本由伸でしょう。昨年の最優秀防御率のタイトル獲得が偶然ではなかったことを証明するように、今年もシーズン初登板となる6月21日の楽天戦でいきなり8回10奪三振の無失点と圧巻の投球を披露。さらに7月12日の日本ハム戦では13奪三振、1失点の完投勝利を挙げるなど、昨季と同じく安定のパフォーマンスを続けていますが、変わっているものがあります。それは背番号で、43からエースナンバーの18になりました。
このインサートカードは、背番号変更を前面に押し出したものです。そのため、他のカードではほとんど使われない、背中が目立つ写真も使っているのが大きな特徴です。オリックスだけでなく、いまやプロ野球界全体を見渡してもエースナンバーに最もふさわしい投手へと飛躍している山本ですから、「背番号18初年度」を記したものとして、長く愛されるカードになってもらいたいです。
〈Reborn 佐野皓大〉

RE3 佐野皓大
投手から野手、または野手から投手への転向を果たすのは、選手にとってキャリアをかけた大きな決断。このチャレンジによって、一軍の居場所をつかんだのが佐野皓大です。
投手としてドラフト3位指名を受け、2015年にプロ入りを果たすも結果を残せず。しかし、18年に野手に転向して育成契約を結ぶゼロからの再スタートをきると、そこから徐々に頭角を表し、昨年は68試合出場で12盗塁をマーク。そして今シーズンはチーム一の俊足として出場機会を増やすと、8月10日終了時点で9盗塁を記録しています。
Rebornはそんなポジション転向に成功し、タイトルの意味通り“再生”を果たした選手たちを取り上げたインサートカード。PitcherからOutfielderと英字で説明していますが、そこに佐野の野手として奮闘するいまの姿に加え、投手時代の写真も入れることで、転向して成功した事実を強調しました。同一選手の投球、打撃写真の両方が1枚のカードに収まっているのは珍しく、その点でもお勧めです。
(次回はホークス&ベイスターズ)
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