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2023-09-23

【アメフト】最も実力差のないリーグ 勝ち抜くチームはどこだ X1エリア第2節

【富士フイルム海老名vsトライアックス】富士フイルム海老名のRB井岡が4thダウンギャンブルで19ヤードを走り、ファーストダウンを奪う=撮影:小座野容斉

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 アメリカンフットボールのXリーグ「X1 エリア」は9月16~18日の3日間に、第2節の4試合が東西の2会場で行われた。オール三菱ライオンズ、富士フイルム海老名ミネルヴァAFC、警視庁イーグルスの3チームが勝って開幕から2連勝。ペンタオーシャンパイレーツは、今季初勝利を挙げた。

X1エリア 第2節
○警視庁イーグルス10 vs 7品川CC ブルザイズ●
(2023年9月16日、富士通スタジアム川崎)
【警視庁 vs ブルザイズ】警視庁RB有馬が力強い突進を見せた=撮影:小座野容斉

○ペンタオーシャンパイレーツ10 vs 9アズワンブラックイーグルス●
(2023年9月17日、富士通スタジアム川崎)
【パイレーツ vs アズワン】第2Q,パイレーツDB牛島が貴重なファンブルリカバー=撮影:小座野容斉

○富士フイルム海老名ミネルヴァAFC14 vs 13三菱商事クラブトライアックス●
(2023年9月18日、富士通スタジアム川崎)
【富士フイルム海老名vsトライアックス】第4Q,富士フイルム海老名のQB吉田が、大きくロス。ファーストダウンならず=撮影:小座野容斉


○オール三菱ライオンズ31 vs 23名古屋サイクロンズ●
(2023年9月18日、名古屋・CSアセット港サッカー場)

僅差、僅差、また僅差

X1エリアは、学生も含めた国内のアメフトリーグの中では、8チームの実力差が、おそらく最もないリーグと言って良いかもしれない。

 警視庁はブルザイズのディフェンスに苦しみ、パイレーツも序盤はアズワンの一方的なペースでリードされる展開。共に辛うじて逆転勝ちした。昨季5勝2敗、今春のジュニアパールボウル優勝の富士フイルム海老名は、昨年1勝6敗で入替戦出場だったトライアックスに、終盤追い上げられて、薄氷の勝利。トライアックスが2ポイントコンバージョンを狙わなければ引き分けが濃厚だった。

 4シーズン、国内トップリーグのX1スーパーで戦ってきて、米国人QBジョン・ギブスが活躍するオール三菱は、地力では頭が抜けた存在と見られているが、サイクロンズに追い上げられ苦戦した。4試合すべてが1ポゼッション差以内で、2試合は1点差。実力差がないだけでなく、特に全勝の3チームが、自分たちの戦い方を確立できていない。

 次節は全勝同士のオール三菱と富士フイルム海老名が激突する。どこが抜け出すのか、目を離せない戦国リーグがまだまだ続く。

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