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2023-09-28

マスクを外して深く呼吸しよう!(雨宮隆太、橋逸郎、海老諭香/共同執筆 楊進/監修)

2023年10月 4日発売
BBM1660083
A5判並製・192頁
定価  1,980円(税込)
ISBN:978-4-583-11610-5 C2075

Contents

コロナ問題の収束に伴い、運動や呼吸の不足を取り戻そうという意識が高まる今、健康的な呼吸法を伝授する。
世の中は好むと好まざるに関わらず「長寿の時代」に突入しています。しかし予想外に長引いたパンデミックのおかげで「深い呼吸」を避けがちな生活が続きました。そんな今だからこそ「新しい生活様式」として「健康的な呼吸法」を伝えたい。そんな思いが本書には込められています。

【CONTENTS】
はじめに
今だから知っておきたい長寿時代の健康呼吸法

■理論編
Part-1 呼吸のお役立ち事項
1、呼吸法は見た目を整える。
2、呼吸法は動きを変える。
3、呼吸法は心も身体も元気にする。

Part-2  知っておきたい呼吸の基礎知識
1、知ればわかる呼吸の基本
・鼻からも口からも吸えるけれど…
・肺胞は小さな風船
・吸い込んでも使えない空気がある
・荒い呼吸、速い呼吸は…
・吸う息はほどほどに、吐く息はゆっくりたくさん
・pHを知ろう 酸素の取り過ぎは老化を早める 
・肺は自分で動けない。呼吸の動力を知ろう
〔1〕横隔膜 〔2〕肋間筋 〔3〕吸気補助筋 〔4〕呼気補助筋 〔5〕上腕の運動で吸気筋が影響を受ける 〔6〕呼吸筋群まとめ
2、効果を上げるコツ
・肺の構造を知ろう 思ったより複雑な形 形状と数え方
・肺活量ってなに?換気量との関係は?
・肺は左右別に鍛える
・流れを良くする工夫
・上下平均化がガス交換を促進する
・腹式呼吸と言うけれど お腹は息を吸えない
・背中を広げる呼吸=背式呼吸も知っておこう
・呼吸の効能まとめ
 呼吸法が身体を守り、姿勢・動作を美しくする
 将来の転倒防止に備える/筋トレをするなら呼吸法も
 守るも攻めるも/インナーマッスルボックスは便利箱
 
Part-3 知っておきたい呼吸のメカニズム
呼吸器はどう進化したか
1、呼吸器の進化
2、動物とヒトの違い
3、ヒトの呼吸器、その機能と特徴
①胸郭、胸腔 ②横隔膜 ③肺 ④換気の基本❶~❽
⑤呼吸と動作は密接な関係にある❶~❸
4、呼吸法で得すること
①健康維持・増進 ②もしものときの備え ③運動能力の下支え ④心のケア ⑤身体に良くない呼吸法もある ⑥高齢化社会だからこそ活用したい呼吸のこと
1)介護を受ける前に貯めておきたい…筋活呼吸法
・命を守る吐く力(呼吸法は命を守る術)
・肺活量と腹圧を確保しよう
・シニアの呼吸力を守れ
・転ばぬ先の簡単肋間筋トレーニング
・脚力+呼吸力のためのエクササイズ 
2)ケアラーなら知っておきたいリスクマネージメント呼吸
・ふたり分の身体を同時にケアするためには丹田を知ること
・腹圧ブロックを確立しよう
・腰痛対策は漏気から(武術呼吸で体を守る)
5、呼吸と姿勢・動作についてのまとめ
①呼吸と姿勢
②呼吸と動作
1)上半身の姿勢と呼吸1
2)上半身の姿勢と呼吸2
3)首の動きと呼吸
4)腕の動きと呼吸
5)手のひらの向きと呼吸
6)足の動きと呼吸
7)体幹のひねりと呼吸
8)体幹のひねりと呼吸 上級編
9)立ち上がり動作と呼吸
 
■実技編
Part-1 基本呼吸法
呼吸法の基本3形態+1
①腹式呼吸 ②胸式呼吸 ③逆腹式呼吸 ④背式呼吸

Part-2 実践呼吸法
準備編
呼吸法の効果を高める導入エクササイズ
1、準備運動
2、呼吸筋ストレッチ
3、脊柱運動
4、胸郭運動
実践編
1、基本4節
2、呼吸3態+1
①腹式呼吸 ②胸式呼吸 ③逆腹式呼吸 ④背式呼吸
3、大振息
4、鍋底拭き呼吸
5、緩息
目的別呼吸プログラム
1、1日10分、健康呼吸法
2、ケアラーのための呼吸エクササイズ
3、気を落ち着かせる呼吸法
4、活力を得る呼吸法
5、冷え性克服呼吸法
6、便秘対策呼吸法
7、血圧コントロール呼吸法
8、週一回じっくり取り組む呼吸プログラム
おわりに

【共同執筆者 略歴】
雨宮隆太(あまみや・りゅうた)
山梨県出身。医学博士、雪谷大塚クリニック院長、東京医科大学客員教授、茨城県立中央病院名誉がんセンター長、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医・指導医、日本胸部外科学会・日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科指導医、日本医師会認定産業医、第29回日本呼吸器内視鏡学会学術集会会長、元筑波大学臨床教授、元杏林大学客員教授、日本医師会認定健康スポーツ医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、楊名時太極拳師範、NPO法人鞭杆協会理事、日中太極拳交流協会顧問、日本空手道琉球古武道真光流拳生会次席師範。

橋 逸郎(はし・いつろう)
愛知県出身。中部学院大学短期大学部特任教授。楊名時太極拳師範。中部内家拳研究会代表。NPO法人鞭杆協会理事。東海ホリスティック医学振興会理事。愛知県武術太極拳連盟理事。半田市健康太極拳協会代表。著書:楊進との共著『新版健康太極拳規範教程』、雨宮隆太との共著『太極拳が身体に言い理由』『健康太極拳エクササイズ』等。訳書に『健身気功八段錦』『原典 練功十八法』(ともにベースボール・マガジン社)がある。

海老諭香(えび・ゆか)
岐阜県出身。人間福祉学修士。中部学院大学短期大学部准教授。日本福祉大学福祉経営学部卒業、中部学院大学院修士課程(人間福祉学)修了。高齢者施設で介護福祉士として勤務。その後、中部学院大学職員兼実習指導講師として教育に携わり、現在に至る。介護福祉士、社会福祉士。

【監修者 略歴】
楊 進(よう・すすむ)
京都府出身。薬学修士。楊名時太極拳始祖・楊名時師家の長男で後継者(京劇で有名な「楊令公」の子孫で山西楊家41代)、NPO法人日本健康太極拳協会理事長、太極学院学院長。内家拳研究会主幹。幼少より太極拳を楊名時に、形意見を王樹金に学ぶ。数少ない李天驥の直弟子のひとり。著書:『新版健康太極拳規範教程』(ベースボール・マガジン社)、太極拳の古典を解説した『太極拳経解釈 至虚への道』(二玄社)、訳書に『健康気功・易筋経』等多数。『推手入門』等ビデオ・DVD作品も多数ある。

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