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2024-01-23

北海道文教大学スポーツアリーナ新築工事【2Fブルペンの照明、防球ネット、人工芝 Part1】

四方を囲む防球ネットのみ張った状態の2階ブルペン

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 2023年8月の北海道文教大学・テニスコート改修工事が行われている間、そのすぐ横では5月からスポーツアリーナ新設工事が行われていました。

 こちらは建物、壁、電気、照明、天井、床、水道設備、暖房設備、窓、屋根、配管、電気配線、外のアスファルト舗装など、多くの業者が関わる大規模な工事です。

 我々が担当したのは2階ブルペンの照明、防球ネット、人工芝に、1階の雨天体操場の照明、防球ネット、人工芝です。工事は2階から取り掛かり、9月に照明、10月に防球ネットと人工芝の作業がスタートしました。



 まず、スポーツアリーナの鉄骨が組まれて天井が張られると、配線を通し、鉄骨にLED照明を取り付けます。作業は予定通りに完了しました。

まだ鉄骨を組んだだけで壁もないスポーツアリーナ

 まだ鉄骨を組み立てただけの状態のスポーツアリーナです。壁が完成すると、2階に人工芝を運び込めなくなるため、この段階でクレーン車を使い、人工芝4ロールを搬入しました。

2Fブルペンに搬入された人工芝。人力で動かせないほど重いため、台車に乗せてある

 無事に人工芝の搬入が完了。他の工事の妨げにならないよう、台車に乗せてすぐに動かせる状態にしておきます。人力で持ち上げられないほど、重いですからね。

ネットやネットを支えるワイヤーの位置を記す墨出し

 次は、ブルペン周囲のネットを張る作業です。まず、設計図の通りに墨出しをして、ネットの位置、ネットを支えるワイヤーを引っ掛けるフックの位置などを床に入れます。

ワイヤー張り作業
防球ネットを掛けるためのワイヤー

 アイナット型プレートを床に打ち込み、鉄骨にAKクランプI型を取り付け、そこへ防球ネットを巻き付けるためのワイヤーを縦、横方向に張ります。



 ワイヤーを張り終わったら、次にネットを張ります。


 
 まず、ブルペンを囲む4辺の壁際にネットを張ります。ネット上部を見ると、ローリングタワーの上で作業をする作業員さんの右側は作業が終了してピンと張っていますが、左側はまだたるんだままです。手作業でネットをワイヤーに巻き付けていきます。



 ネットの上部を張り終えました。



 ここで一度、ネットの下部をまくり上げます。先に人工芝を敷設するためです。人工芝がすべて張られてから、ネットの仕上げに取り掛かります。

Part2に続く

施工業者:株式会社ベースボール・マガジン社、東芝エレベータ株式会社、株式会社オータニ

文◎池田晋 写真◎BBM

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