高血圧対策として「タオルグリップ法」が注目されています。
タオルグリップは、その名の通り、タオルを握るだけのカンタン運動療法です。
元はカナダ生まれの「ハンドグリップ法」であり、ハンドグリップ法は降圧薬を使わないで高血圧を改善する補完療法として、アメリカ心臓学会が認めています。
これを日野原クリニックの久代登志男医師がアレンジして紹介しています。
そもそも何でタオルを握ると高血圧対策になるの?ということですが、
タオルを握る → 腕の血流が減少する → 血管内皮細胞がNO(一酸化窒素)を産生 → 血管拡張 → 握りを弛める →NOが全身へ → 血圧低下
という仕組みです。
握る(2分) →弛める(1分)
これを片手で3回やるだけ。(左右どちらかの手でやればいい)
頻度は、1日おきか、週3回でいい
ポイントは、
椅子に座わって行う。
丸めたタオルを握る。
(握った時に親指と他の指がつかないくらいの太さ)
握る強さは全力の3割程度(強く握らない)。
2分以上長く握らない。
腕の位置はやりやすい高さで。
ほかの降圧療法※も取り組む。
※ 減塩、禁煙、節酒、運動など。
降圧剤が処方されていたら勝手にやめない。
その効果ですが、4週間続けて、平均で、最大血圧が13.9㎜Hg、最小血圧が約5.3㎜Hg下がったそうです。
ただし、やめると1〜2週間で元にもどったとか。なんでも継続がポイントです。
以上のお話は、久代登志男先生にうかがいました。
なお、久代先生はタオルグリップ法を紹介した本やムックを出版されており、本やムックと若干回数などが異なりますが、ここで詳細した内容が最新版のタオルグリップ法です。
詳しくは、健康生活マガジン『健康一番けんいち』11号の特集「軽度認知障害」に掲載しています!
高血圧と認知症との関係も、久代先生に誌面で詳しく紹介いただいています。
#タオルグリップ #久代登志男 #高血圧 #内皮細胞 #NO #認知症 #軽度認知障害 #血圧コントロール
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