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2018-01-23

緑内障と風邪薬~「緑内障ではありませんか?」

風邪ひきましたんねん。
変な関西弁でごめんなさい。
ちょっと熱があります。
37.5℃なのですが、平熱が低いほうなので、体の節々がちと痛いです。頭もおかしくなってます。、

夜中に寒くて目が覚めて、二度寝して起きたら朝からから咳と鼻水。
マスクして出社したら、念のため行っとけばと、同僚に言われて、近所のクリニックに。
受付で体温計を渡されて、測ったら少し熱がありました。
診察してもらって、インフルエンザの検査。
インフルは陰性だったので、風邪薬の処方箋をだしてもらって、終了です。

調剤薬局で出されたのは、上記の三つの内服薬。
下の顆粒薬は、マリキナ配合顆粒。
熱や痛み、鼻水、鼻詰まりなどの風邪の諸症状を和らげます。
この薬の説明を受ける時に、「緑内障はないですか?」と薬剤師さんから聞かれました。

あとで調べてみると、抗コリン作用を有する薬剤(プロメタジンメチレンジサリチル酸塩)が配合されています。
緑内障を悪化させる恐れがあるため、全ての緑内障が禁忌になっているそうです。

緑内障は、視神経が障害を受けて視野が欠ける病気です。発症しても、自覚症状がありません。
自覚症状が出た時には、かなり進行した末期。気づかないうちに失明していることもあるという、怖い病気です。
ちなみに私は緑内障ではありません。
自覚症状がないだけで、本当のところはわからないでしょ、と突っ込まれそうですが、3ヶ月前に眼鏡の処方箋を出していただくために眼科を受診し、割と細かく目の検査を受けました。
毎年受けている健康診断でも目の異常はなし。

でも、眼科で目の検診を受ける機会がない方は、緑内障に気づきません。
緑内障なのに、風邪で内科を受診して、処方された抗コリン作用薬配合の薬を服用する、ということは、十分にありそうです。
処方された風邪薬を服用して、知らず緑内障が悪化するのは嫌ですよね。

緑内障ですが、目の成人病の一つと言われています。
40歳以上の20人に1人、70歳以上は10人に1人が、緑内障を発症しています。
人生の途中で失明してしまうことを「途中失明」といいますが、緑内障はその恐れがある病気です。
早めに緑内障に気づき、治療をはじめ、治療を続ければ、失明は回避できます。
眼科で検診を受けていたので、緑内障かと聞かれたときに、はっきり「緑内障ではありません」と、言えました。気になる方は一度眼科を受診されることをお勧めします。

健康生活マガジン「健康一番けんあち」8号(コーチングクリニック12月号増刊)では、失明回避対策を取り上げ、緑内障、加齢黄斑変性、網膜の病気を紹介しています。


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