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2024-05-16

岡本保朗新社長がNOAHとWWEの関係強化を掲げる! サイバーファイト新体制発表会見詳細【週刊プロレス】

岡本保朗新社長

16日午後1時より都内・渋谷区のシャトーアメーバにて株式会社サイバーファイトが新体制発表の会見をおこなった。会見ではこれまで同社の代表取締役社長を務めてきた髙木三四郎(この日よりリングネームを高木から髙木に改名)が退任、6月1日付で親会社であるサイバーエージェントの執行役員副社長でもある岡本保朗(おかもと・やすお)氏が新社長となることが発表された。髙木は今後、副社長となる。

新体制の役員は以下。

代表取締役社長:岡本保朗
取締役副社長:髙木規(リングネーム:髙木三四郎)
取締役副社長:丸藤正道
取締役:武田有弘
取締役:西垣彰人(リングネーム:彰人)

髙木「DDTプロレスリングの社長となって20年経ちまして、私も54歳という年齢になりました。先日発表させていただきましたが、レスラーとしては7月21日の両国国技館大会を持ちまして、一時休養とさせていただきまして、自分の体調と向き合いながら経営と後進の育成に専念していきたいと思っております。そのなかDDTグループがサイバーエージェント入りして7年、プロレスリングNOAHも加入し、サイバーファイト設立から4年が経過するなかで、サイバーエージェントグループとして、効果、シナジーを最大化するのに機は熟したと考えまして、このたびサイバーファイト代表取締役社長を、サイバーエージェント副社長である岡本保朗さんにお願いすることとなりました。このあとのお話のなかにもあるかと思いますが、岡本社長はサイバーエージェントをいまの形に導いた方で、プロレスに対してひじょうに大きなリスペクトと、愛を持たれている方です。そんな岡本社長に私の後任を引き受けていただき、サイバーファイトの社長に就任していただくということは、プロレス界にとっても大きなターニングポイントになると考えております。サイバーファイトの経営に関しましては岡本社長にバトンタッチしますが、私は今後、サイバーファイトの副社長としてDDTと東京女子プロレスの運営を、西垣彰人取締役とともに引き続き担当させていただきます。プロレスリングNOAHに関しましてはこれまで通り、丸藤正道副社長と、武田有弘取締役が担当してまいります。今回の体制変更によって、NOAH、DDT、東京女子プロレスのリング内の部分が変わるということは一切ございません。ファンの皆様にはご安心していただきたいと思っております。これからサイバーエージェントグループのシナジーを生かし、岡本社長と一緒にサイバーファイトのプロレスを世の中に広めていきたいと思いますので、これからも変わらぬ応援のほどよろしくお願いいたします」

岡本新社長は1975年8月7日生まれの48歳。00年にサイバーエージェントに入社、インターネット広告事業本部統括本部長として、同事業を国内トップシェアに導く。08年以降は取締役、2020年からは副社長としてサイバーエージェントグループ全体の経営に携わり、年商7202億円にのぼるグループの売り上げのうち、およそ半分を担っている。一方で、同グループ随一のプロレス、格闘技ファンとしての一面も。業務ではなくプライベートでプロレス、格闘技観戦を楽しんでいたとのこと。

岡本「このたびサイバーファイトの代表を務めさせていただくことになりました。最初にこの話をいただいた時にまず正直な感想で思ったのが、これでプロレスを見てても仕事だって言えるなっていうことで(笑)。すごいラッキーだなと思いましたし、僕自身も会場でもそうですし、ABEMA、ユニバースで各団体の試合を一人のファンとして見させていただいていたので、すごく光栄なお話だなと思って、2つ返事でお受けさせていただきました。2017年にDDTのほうが、髙木さんがご決断いただいてサイバーエージェントグループに入っていただいて、そのあと2020年にNOAHのほうが、これも髙木さんのご縁で我々のグループ入りをしていただいたんですけども、コロナ禍もありましたし、あとレスラーとして現役でありながら3団体を運営、ユニバースも含めて経営してこられた髙木さんに頑張っていただいていまがあると思いますので、本当に髙木さんには心から感謝を申し上げたいと思います。これから、これは髙木さんもずっとおっしゃられてきましたけど、業界一番の会社にするんだということでいままでもやってこられたと思うので、僕自身もあらためてサイバーファイトに合流して、みなさんと一緒に業界ナンバーワンの会社を作っていきたいなというふうに思っていますし、リング上に関しては素晴らしい選手とスタッフのみなさんが揃ってますので、全幅の信頼をおいてお任せして、僕自身は経営面だったりグループシナジーを生かしてサイバーファイトをよくできるように全力で頑張っていきたいと思っていますので、ぜひファンのみなさん、よろしくお願いいたします」

ここで新社長から3つの新発表。

岡本「一つ目ですけど、WWEとNOAHとの関係強化を進めていきたいと思っております。現状ABEMAでWWEさんの無料PPVの配信をさせていただいております関係で、ABEMAのチームがビッグマッチのさいに現地に行ってるんですけど、そこを通じてお話のほうをさせていただいております。きょう時点では正式に発表することがないんですけれども、近いうちにファンの方に喜んでいただけるような、発表ができるように頑張っていきたいと思っております。

2つ目になります。新規協賛企業さんの獲得というお話になります。現状2社ほど新しく協賛をサイバーファイトにいただける会社さん内定をいただいておりまして、詳細を詰めている段階です。私自身が広告事業を長くやってきましたので、協賛していただける企業さんに魅力的な協賛のパッケージを作って、どんどん応援していただける企業さんを増やしていきたいと思っていますので、こちらのほうも随時、協賛していただける企業さんの数が増やせるように頑張っていきたいと思っております。

3つ目になります。ABEMAの生中継の強化です。現状NOAHのほうで定期的にABEMAで配信させていただいてるんですけど、これはもう武田さんとも話していて、ABEMAがきっかけで新しく会場に足を運んでいただけるファンの方がだんだん増えてきてます。DDTと東京女子も折を見てビッグマッチでABEMAのほうで配信をして、新しいファンの方をどんどん開拓していきたいなと思っています」
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