close

2024-05-28

【マリーゴールド】元アクトレスの絶対エース、青野未来が林下詩美、MIRAIら元スターダム勢と初対決!トップ戦線に食い込む「チャンス」【週刊プロレス】 

スターダム勢との闘いの臨む青野

全ての画像を見る
ロッシー小川新団体「マリーゴールド」は、初の地方巡業となる6・1大阪・176BOX、6・2静岡・アクトシティ浜松大会の対戦カードを発表(後述)。注目は林下詩美&MIRAIら元スターダム勢との初対決に臨む“元アクトレスガールズの絶対エース”青野未来だ。

5・20後楽園の旗揚げ戦から3連勝を飾っている青野がスターダム出身のトップどころと対戦するのは初めて。プロレスのリングでデビューし、プロレスではないリングのトップを張り、再びプロレスのリングに帰ってきた青野の真価が問われる一戦になりそうだ。
マリーゴールド所属になった青野
青野「(大阪で闘う)詩美さん、MIRAIさん。2人ともパワー系なので、そこは負けたくないし、(スターダム出身の)あの2人に勝利すること、そして対等以上のものを見せること。(マリーゴールドの)トップというところで言うと、そこに私の名前は全然あがっていないので。だけど、『マリーゴールドのトップ選手と言えば?』って言われた時、青野未来の名前が出るふうになりたいので。越えなきゃいけない壁ですよね。ホントにチャンスだと思います。見せたいですね、プロレスラー青野未来を。そしたら、ほかの人の目も変わると思うので」

詩美はスターダム時代、団体最高峰王座ワールド・オブ・スターダムを巻き、5★STAR GP制覇など数々の栄冠を手にしてきた。MIRAIもワンダー・オブ・スターダムを巻き、シンデレラトーナメント2連覇を果たすなどトップ戦線をひた走ってきた選手。
5・20後楽園では因縁の石川奈青を一蹴
対して青野。2017年に“女優によるプロレス団体”アクトレスガールズでデビューし、可憐なビジュアルと、骨太なファイトでファンを魅了。他団体からのオファーも多く、将来を嘱望される存在となった。しかし2021年、アクトレスガールズはプロレス団体としての活動を休止。リングを用いたスポーツエンターテインメント集団へと変わった。

プロレスを続けたいと願う多くのメンバーが団体を離れるなか、アクトレスガールズにこだわった青野は残留。多くの先輩選手がいなくなるなか、青野はあらゆる意味でトップとして団体をけん引する立場になった。その経験は間違いなく彼女を強くたくましくしたが、一方で“プロレスとは近くて遠いリング”となったアクトレスガールズは、そのあいまいな位置づけが多くのメディアの足を遠ざけてしまう。その一方でアクトレスガールズ出身のレスラーが見せる目覚ましい活躍は否応なく青野の目にも飛び込んできた。

青野「(アクトレス出身者の活躍を)意識していましたし、アクトレスガールズの青野未来としての限界を自分で感じてしまったというか、この先、私にできることがわからなくなってしまっていて。ホントは(アクトレスに)恩返ししたかったし、もっと大きくしたかった。私自身も大きくなりたかった。だけど…限界を感じてしまったのが一番大きかったですね」
旗揚げ戦のエンディングを締めたのは青野だった
賛否両論はあったかもしれない。それでも青野はマリーゴールド入団、つまりプロレスのリングに帰ることを決めた。

マリーゴールド旗揚げ戦5・20後楽園では、そんな青野ら元アクトレス勢を「お芝居の人」と噛みついてきた“期待されてない女”石川奈青をプロレスラー青野未来として撃破。5・26新木場(昼)では元アクトレス勢でのタッグ戦を見事に制し、5・26新木場(夜)では初遭遇だった外国人レスラー、ゼイダ・スティールに勝利。それぞれテーマの異なる試合で勝利を重ね、旗揚げ3連勝。その試合後、青野は「(元スターダム勢と闘いたい気持ちはある?)そうですね。カードが教えてもらうたびにワクワクしてるんですけど、まだかと。まだなのかって毎回思っていて。そろそろですかね? そろそろ元スターダム選手とも私は当たりたいなと私は思ってます。それがすごい楽しみです」とコメント。青野の熱望が叶う形で6・1大阪では詩美&MIRAIと、6・2浜松では詩美&ビクトリア弓月のスターダム出身選手との連戦が実現した。

青野「(いまの青野選手なら元スターダム勢との闘いでも渡り合える自信はある?)自信はやっぱりアクトレスでつけさせてもらったので。(アクトレス時代は)マリーゴールドみたいにパワフルな選手が充実してなかったので、そういった意味では挑戦なのかなと思います。自分のいまの武器が通じるのか、もっと新しいものを用意しなきゃいけないのか」
マリーゴールド旗揚げ戦5・20後楽園では大歓声を浴びながらリングイン
タッグを組む桜井麻衣も元スターダムの選手だが、その出自をさかのぼれば彼女もアクトレスガールズで、桜井デビュー戦の相手を務めたのは青野だった。

青野「麻衣ちゃんに関しては同じリングにいたので。デビュー戦でも闘いましたし。あの時の桜井麻衣がどれだけ成長したのか。キャラはめっちゃ立ってますけど、試合してどれぐらい濃い時間を過ごしてきたのかも感じたいですね」

旗揚げからの3戦、マリーゴールドから提示されたテーマの異なる試合に青野は闘いで「しっかりアンサー」してきた。大阪&浜松も当然、プロレスラー青野未来としてしっかり応えるつもりだ。

青野「(アクトレス時代)大阪はすごいいっぱい試合した場所なので、ずっと応援してくれてる方にも見せたいし、マリーゴールドを初めて見る方もいると思うので、その方たちにも(プロレスラー青野未来を)見せたいです。燃えますね。燃え過ぎて、黒くなりそうなぐらい燃えたいと思います」

こう言ってニコリと笑った青野だが、その闘志は早くも燃え上がっている。大阪&浜松2連戦の先には6・11後楽園、そして団体初のビッグマッチ7・13両国国技館大会が見えてくる。マリーゴールドのトップ戦線へ、青野にとって勝負の2連戦になる。
凛とした表情をのぞかせる青野
「Marigold Grand Opening Wars 2024」
★6月1日 (土)大阪・176BOX(豊中市/13:00)
▼林下詩美&MIRAIvs青野未来&桜井麻衣
▼翔月なつみ&松井珠vsボジラ&マイラ・グレース
▼ゼイダ・スティールvs 野崎渚
▼後藤智香vs  ビクトリア弓月
▼パッション注入◎高橋奈七永vsCHIAKI

★6月2日(日)アクトシティ浜松(13:00)
▼林下詩美&ビクトリア弓月vs青野未来&翔月なつみ
▼MIRAI&桜井麻衣vsボジラ&ゼイダ・スティール
▼パッション注入◎高橋奈七永vs松井珠紗
▼CHIAKIvs野崎渚
▼後藤智香vsマイラ・グレース

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事