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2024-06-08

【マリーゴールド】6・11後楽園で奈七永と一騎打ち! 林下詩美の決意表明「どデカいものを背負うために変わらなきゃいけない」【週刊プロレス】

6・11後楽園で奈七永と激突する林下詩美

マリーゴールドのエース、林下詩美が6・11後楽園で1年3カ月ぶり2度目のシングル対決をおこなう“プロレス界の人間国宝”高橋奈七永とのパッション注入マッチを望んだ真意を明らかにした。
昨年3月に実現した詩美vs奈七永は10分ドローに終わった
「ジュリアが欠場になってしまい、Sareeeやボジラ、外敵が暴れまくっている。いまのままでいいわけがないじゃないですか。いまだけじゃない、これからのマリーゴールドを考えた時、やっぱり林下詩美がエースにならなければいけない。いままでとは背負ってるものが全然違うし、これから背負わなきゃいけないものはもっともっと大きくなると思うので。今まで以上にデカいものを背負うために、いま自分は変わらなきゃいけない。いまだからこそ、高橋奈七永とのパッション注入マッチをやらなきゃいけないと思ったんです」

詩美の言葉にもある通り、マリーゴールドの2本柱であるジュリアが旗揚げ戦で右腕骨折の重傷を負い、戦線離脱。フリーで活躍するSareeeや“180センチ、90キロの大怪獣”ボジラが大暴れ。大熱狂&大盛況の旗揚げ戦から一転、マリーゴールドは逆風にさらされた。

だが、ピンチをチャンスに変えられるのがプロレスというジャンル。

ジュリアとともに団体の二本柱と言われる詩美。リングの上に関しては負けるつもりも、譲るつもりもない。だが、例えば発信力やプロデュース能力などジュリアに劣る部分があることは詩美もわかっている。ましてジュリアは極めて近い将来のWWE移籍がウワサされるなど、二本柱の片方が欠ける日は決して遠くないと目される。

詩美「いまだけじゃなくて、何年も先のマリーゴールドを見据えて。いま成長しないでいつ成長するんだって。デカいものを背負うために、いまの自分の器じゃ足りなって言うなら、一回ブチ壊して、ドデカい器を作ればいい。そのためのパッション注入マッチ、そのために高橋奈七永と闘いたいんです」

詩美がパッション注入マッチを望んだ時、奈七永はSNSで「いなかったヤツ(※奈七永は欠場していた)のことは置いてくぐらいの気概で行ってくれよ、自分がエースと思うなら。今日は私に言うよりボジラに向かって欲しかったとみんな思ってんじゃねーの」「正直マリーゴールド始まってからの林下詩美には“こんなもんなんだ?”って感情がある。もっと攻めてけよ詩美」と辛らつな言葉を送った。これに詩美は「言われたことはその通りかもしれない。悔しいとか悲しいとかもないぐらいその通り過ぎると思う。それを否定するつもりもない。それでもいま自分が変わらないといけない。(エースが)林下詩美と思ってくれるんだったら、人生かけて、奈七永さんのキャリアのすべてを私に出してほしい。それを私は全部受け止めて、全部吸収して、ドンドンでかくなるので」
女子プロ界屈指のイケメンとしても知られる詩美
マリーゴールド旗揚げに向けた週プロ本誌のインタビューで奈七永は「正直、ジュリアの試合からも詩美の試合からも心に響くものを感じたことはなかった」と言っていた。これに詩美は「だったら、心にブッ刺さって一生抜けないぐらいの林下詩美をブッ刺してやろうと思います。いまの林下詩美がぶつけられるもの、伝えられるもの、全部ぶつけて、伝えて、ブッ刺して6月11日、林下詩美が勝ちたいと思います」

両者の初シングルは昨年3・26横浜武道館でおこなわれたシンデレラトーナメント1回戦で実現。10分ドローに終わったが、「(奈七永の)スタミナのすごさも感じたし、技の種類も豊富。自分のやることが通じなかったり、キャリアの壁は感じました」と結果以上の差を痛感。

あれから1年3カ月、当然奈七永も変わっただろう。だが、スターダム退団、そしてマリーゴールド旗揚げという人生の転機を経て詩美も間違いなく変化し、成長した。レスラーとして、何よりマリーゴールドのエースとして。

詩美「いまジュリアが欠場していて、『ジュリアがいる』『ジュリアの試合を見れる』と思ってチケットを買った人もたくさんいると思うんです。その人たちに『ジュリアの試合も見れなかったし、次はもういいわ』と思わせない試合をしないといけない。ジュリアがいなくてもマリーゴールド、スゲーじゃんって。林下詩美、スゲーじゃんっていう試合をしなきゃいけない。それは自分だけじゃなく、ほかの選手も元アクトレスの人たちも全員で。だけど、自分はエースなので。6・11後楽園の試合後、詩美と奈七永、すごかったなっていう試合を絶対にしなきゃいけないし、します、私が。そのうえでマリーゴールドのエース、林下詩美、最後のリングにが必ず立ってます」

1カ月後には7・13両国国技館大会も控えている。同大会のジュリアvsSareeeは“赤いベルト”マリーゴールド・ワールドが懸けられることが浮上しているが、当然、詩美もそれに負けないインパクトを残す必要があるし、その先のマリーゴールドを見据えた意味でも詩美の奮起が必要不可欠。それを見せるのが6・11後楽園の奈七永戦。女子プロ界のレジェンドとの闘いを通して、林下詩美がマリーゴールドのエースであることを証明する。
マリーゴールド6・11後楽園のメインで詩美vs奈七永、1年3カ月ぶりシングルが実現
「Marigold Grand Opening Wars 2024」
★6月11日(火)東京・後楽園ホール(18:30)
▼パッション注入スペシャル◎林下詩美vs高橋奈七永
▼真エースvs未来エース激突◎ビクトリア弓月vsSareee
▼石川奈青vs野崎渚
▼青野未来&天麗皇希&後藤智香vsボジラ&マイラ・グレース&ゼイダ・スティール
▼桜井麻衣&松井珠紗vs翔月なつみ&CHIAKI
▼南小桃デビュー戦◎MIRAIvs南小桃
【チケット】https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=50528

「MARIGOLD Summer Destiny2024」
★7月13日(土)東京・両国国技館(14:30)
▼ジュリアvsSareee

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