【試合結果】AAA10・10後楽園大会 ルチャリブレ･ワールドカップ 日本初開催

AAA「ルチャリブレ・ワールドカップ2017」
★10月10日（火）東京・後楽園ホール（観衆873人）

　昨年に続いて開催されたメキシコの団体・ＡＡＡの日本公演。今年は前日の新木場大会とこの日の後楽園大会の２ＤＡＹＳでおこなわれ、新木場では、映画監督として「デスペラード」「シン・シティ」「スパイキッズ」シリーズなどを手がけたロバート・ロドリゲスが製作総指揮を執りアメリカ・ロサンゼルスから発信されているルチャ番組「ルチャ・アンダーグラウンド」が日本に初上陸しＡＡＡとのスペシャルコラボ大会を開催。そして２日目は「ルチャリブレ・ワールドカップ」を日本初開催。

　メキシコのビール会社ビクトリア社が主催し、2015年メキシコにて初開催された同イベントは、世界中の一流レスラーが集結しメキシコ、アメリカ、日本、多国籍の各チームが国別対抗戦のトーナメントをおこない、その年の最強国の座を争うもの。過去の優勝チームは第１回がメキシコ代表ドリームチームのレイ・ミステリオ＆エル・パトロン・アルベルト＆ミステシス、第２回がアメリカ代表ルチャアンダーグラウンドチームのジョニー・ムンド＆チャボ・ゲレロ＆ブライアン・ケイジ。

　今回は２名ずつの全８チーム（メキシコ代表２チーム、アメリカ代表３チーム、日本代表２チーム、多国籍代表１チーム）参加の１ＤＡＹトーナメントでおこなわれた。審査員としてドリアン・ロルダン（ルチャリブレＡＡＡ ＧＭ）、スコット・ダモール（インパクト・レスリング副社長）、清水勉（元週刊ゴング編集長）、藤波辰爾、グラン浜田が見守る中、３試合を勝ち抜き優勝したのはメキシコ代表チームのサイコ・クラウン＆パガノ（ＡＡＡ）。日本代表の石森太二＆Ｈｉ69（ＮＯＡＨ）は準優勝と奮闘した。

　なお、もう一つの日本代表チームだったケンドー・カシン＆ＮＯＳＡＷＡ論外は１回戦を相手の反則をでっちあげる老かいさで突破したものの、続く準決勝では１回戦で破ったバンピーロ＆ミル・ムエルテスから報復の襲撃を受け敗退した。

試合結果

①トーナメント１回戦（10分１本勝負）
<ＡＡＡメキシコチーム>○サイコ・クラウン＆パガノ（９分７秒、片エビ固め）クワイエット・ストーム＆コーディ・ホール●<ＮＯＡＨアメリカチーム>
※ダイビング・ヘッドバット

②トーナメント１回戦（10分１本勝負）
<はぐれＩＧＦインターナショナル日本チーム>ケンドー・カシン＆○ＮＯＳＡＷＡ論外（６分９秒、反則勝ち）バンピーロ●＆ミル・ムエルテス<ルチャ・アンダーグラウンド多国籍チーム>
※レフェリー暴行

③トーナメント１回戦（10分１本勝負）
<ＮＯＡＨ日本チーム>○石森太二＆Ｈｉ69（８分11秒、首固め）サン・オブ・ハボック●＆マーティー“ザ・モス”マルティネス<ルチャアンダーグラウンド・アメリカチーム>

④トーナメント１回戦（10分１本勝負）
<インパクトアメリカチーム>○アンドリュー・エベレット＆ＤＪＺ（７分51秒、片エビ固め）ドラゴ●＆アエロ・スター<ルチャアンダーグラウンド・メキシコチーム>
※630°スプラッシュ

⑤インターナショナルトリオマッチ（30分１本勝負）
テイラー・アダムス＆レッカ＆○ハイジ・カトリーナ（13分42秒、片エビ固め）ダニー・ジョーンズ＆ディエゴ＆夏すみれ●
※ダイビング・レッグドロップ

カシンが大仁田引退試合のカードに言及
⑥トーナメント準決勝（10分１本勝負）
<ＡＡＡメキシコチーム>○サイコ・クラウン＆パガノ（５分14秒、片エビ固め）ケンドー・カシン＆ＮＯＳＡＷＡ論外●<はぐれＩＧＦインターナショナル日本チーム>
※バンピーロのチョークスラムから

⑦トーナメント準決勝（10分１本勝負）
<ＮＯＡＨ日本チーム>△石森太二＆Ｈｉ69（時間切れ引き分け）アンドリュー・エベレット＆ＤＪＺ△<インパクトアメリカチーム>
◎サドンデスマッチ（３分１本勝負）
○石森太二（２分11秒、エビ固め）ＤＪＺ●
※アサイＤＤＴ

⑧スペシャルシングルマッチ（30分１本勝負）
○キング・クエルノ（11分８秒、エビ固め）アンヘリコ●
※変形パイルドライバー

日本代表敗れるも石森がベスト・ルチャドール受賞
⑨トーナメント決勝戦（10分１本勝負）
<ＡＡＡメキシコチーム>○サイコ・クラウン＆パガノ（６分38秒、エビ固め）石森太二＆Ｈｉ69●<ＮＯＡＨ日本チーム>
※カナディアンデストロイヤー。サイコ＆パガノが優勝

今大会の試合詳細、バックステージコメントは以下のサイトを参照。