close

2025-04-21

“アントニオ猪木の右腕”新間寿さんが享年90で死去…モハメド・アリ招聘、タイガーマスク誕生、IWGP誕生、WWE殿堂入り【週刊プロレス】

新間寿さん

“過激な仕掛け人”新間寿さんが21日夜、都内の自宅で亡くなられた。享年90。関係者によると、近年、心臓の手術を複数回おこなうなど大病に見舞われていた新間さんは肺炎などのため3週間前から入院。だが、その後回復の傾向がみられ、2日前の19日に退院。自宅療養を続けていたが、帰らぬ人になってしまった。

1935年3月22日、東京に生まれた新間さんは中央大学在学中に、日本橋人形町にあった日本プロレス道場に通い、ボディビルを経験。大学卒業後、一般企業に勤めると、日プロ道場に通っていた際、交流の生まれた豊登の誘いを受け、東京プロレス旗揚げに参加。東京プロレス崩壊後、プロレス業界とは離れるも、1972年に旗揚げされた新日本プロレスに参加。専務取締役営業本部長の肩書で、団体の創始者にしてエース、アントニオ猪木の右腕としてさまざまな仕掛けを手掛ける。“格闘技世界一決定戦”猪木vsモハメド・アリ、タイガーマスク誕生、IWGP設立などが新間プロデュースといわれるが、83年夏に起きたクーデター未遂事件の責任を取る形で、新日本を追放される。

その後、UWF設立に参加し、再び業界にかかわるとジャパン女子プロレス、ユニバーサル・プロレスリング、近年ではリアルジャパンプロレス(当時=現ストロングスタイルプロレス)に会長という形で携わり、ご意見番のような形で現在進行形でマット界にかかわっていた。2019年には日本人の団体フロントとしては初めてWWEの殿堂ホール・オブ・フェームのレガシー部門で表彰された。

会長を務めていたストロングスタイルに来場し、挨拶をおこなうのが定番だったが、昨年10月の記者会見に姿を見せたのを最後に昨年12月、今年1月の大会には体調不良のため姿を見せず。治療を続けていたが、この日午後6時過ぎ、亡くなられてしまった。

心よりご冥福をお祈りいたします。

加入月0円! 週プロmobileプレミアムはバックナンバー2200冊以上から最新号まで読み放題!

週プロ送料無料通販!

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事