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2025-05-18

【陸上】インターハイ覇者・古賀ジェレミーが日本高校タイの13秒59で都大会制覇

古賀は今季初戦となった東京都大会で高校記録と並ぶ13秒59をマーク(写真/常盤真葵)

6月13〜16日にかけて栃木で行われる南関東大会への出場権をかけた東京都大会の5日目が5月18日、駒沢陸上競技場で行われた。男子110mHでは、昨年のインターハイチャンピオン・古賀ジェレミー(東京高3年)が自身の持つ高校記録に並ぶ13秒59(+0.3)をマークし、大会新記録で優勝を果たした。

予選からすべて13秒台で好調をアピール

3月に大阪で行われた日本室内大会の後、ヒザに痛みがあった古賀は、今大会が今年度初レース。午前中に行われた男子110mH予選7組に出場すると、「期待していてください」と話していた言葉どおり、いきなり13秒89(+0.7)で走り、昨年、自身が記録した14秒05の大会記録を更新。圧倒的な強さを見せつけ、会場を沸かせた。約2時間後に行われた準決勝でも、13秒90をマーク。向かい風2.4mのなかでも13秒台で、好調をアピールした。

13秒89、13秒90と13秒台を並べて迎えた決勝。「1台目までの7歩でリードすることができました」とスタートを決めると後続との差をぐんぐん広げた。フィニッシュラインを駆け抜け、速報値は「13秒58」。高校記録更新に期待もかかったが、正式タイムは惜しくも13秒59となり、記録更新はお預けに。それでも「次に向けて、頑張るきっかけになった」と前を向いた。
13秒59を出すことができた決勝のレースはもちろんだが、2.4mという向かい風のなかで走った準決勝は、3本のなかでも「自分のなかでも大切なもの」と自信につながったようだ。

今季、東京高は、広島インターハイでの男子総合優勝を目標に掲げる。
「チームの総合優勝に少しでも貢献したい」。
この都大会でつかんだ手応えと自信を胸に、南関東、そして、7月に広島で行われるインターハイに向けて、自分自身のため、そしてチームのために、ハードルを越えていく。

文・写真/常盤真葵

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