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2025-05-31

【マリーゴールド】岩谷麻優と刺激的初遭遇…“奈七永を介錯した女”青野未来「悔しいだけじゃ終われない」【週刊プロレス】

岩谷麻優と刺激的初遭遇を終えた青野未来

女子プロレス団体「マリーゴールド」は5月30日、熊本・熊本市森都心ホール大会を開催。〝高橋奈七永を介錯した女”青野未来がメインイベントに登場。5月に電撃入団を果たした“女子プロレスのアイコン”岩谷麻優と刺激的初遭遇を果たした。

青野「(岩谷が)入場した瞬間から会場の空気を一瞬で変える陽のオーラというかエネルギーというか。悔しいけど、凄かったですね」

“初岩谷”をこう振り返った青野だが、その顔には笑みが浮かんでいた。まるで新たなライバルを見つけ、ワクワクを抑えきれないかのように。

旗揚げ2年目に突入したマリーゴールド。旗揚げ1周年記念5・24代々木大会後、初の興行が熊本で開催。メインイベントで岩谷麻優&MIRAI&ビクトリア弓月vs青野未来&後藤智香&勇気みなみ。注目は岩谷と、代々木大会で引退した高橋奈七永を見事介錯した青野の初遭遇だった。
初遭遇の岩谷にエルボーを見舞った青野
 試合時間は18分。注目の岩谷と青野が絡んだのはわずかな時間だった。それでも岩谷が矢のようなドロップキックを決めれば、青野は重爆ミドルキックで応戦。エルボーの打ち合い、そして青野が決めたスイング・スラム。目立った攻防はそれぐらいだったかもしれない。それでも青野は「一つ一つの技の重みがすごくて。細身なのにどこからこんなエネルギーが出てくるんだろうって思うぐらいでした。想像以上というか、エルボーがめっちゃ痛かった。短い時間だったけど、岩谷麻優っていう存在を見せつけられた感じがしました」。

だが、青野も旗揚げ戦から団体の主軸を担ってきた選手だ。まして5・24代々木で引退した“女子プロ界の人間国宝”奈七永引退試合の相手を務めた。確かに岩谷はすごい。だが、青野とてそう簡単にマリーゴールドの中心を譲っていいはずはなかった。

青野「入場で空気を変えられたところから、うわぁっていう悔しさ。主役感っていうか、これが岩谷麻優かと思って。でも悔しいだけじゃ終われないですから。もっとやりたくなりました。このままじゃ終われないですよね」

試合後には“二十四時間貪欲な女”後藤智香が岩谷にシングルを要求したが、青野も「パッション!」を叫びながらエルボーやラリアットを叩き込んだ。「『心にずっと高橋奈七永』って言わせてもらったんですけど、あの試合がちゃんと刻まれてるなって自分でも実感しました。いま怖いものありません。高橋奈七永のパッション受け継いだせいか、今ならなんでもできる気がしてます。私がやらなきゃ誰がやるんだっていう気持ちもすごくありますね」
岩谷のドロップキックを食らった青野
5・24代々木で青野に敗れ、29年のプロレス人生にピリオドを打った奈七永からは「青野、時代作れよ!」とエールを送られた。青野が「時代」を創るつもりなら、当然岩谷も避けて通れない。本日5・31博多では再び6人タッグで両者は激突する(岩谷麻優&MIRAI&南小桃vs桜井麻衣&青野未来&瀬戸レア)が、「まだまだやりたいです。まだまだやってやります」と青野は腕をまくる。

岩谷だけじゃない。ワールド王者の林下詩美にUN王者・桜井麻衣、MIRAIにビクトリア弓月、マリーゴールドの主役を狙う選手は山ほどいるが、青野も女子プロレス黄金の花園のド真ん中を譲るつもりはない。

「奈七永さんからトップを目指せって言っていただいたので、私は高橋奈七永を介錯した選手としてもっともっと上に行かなきゃいけないなって。覚悟できてます」

2年目のマリーゴールド。〝奈七永を介錯した女”青野に火が着いた。
高橋奈七永を見事、介錯した青野
マリーゴールド「Marigold Burning Desire 2025」
★5月31日(土)アクロス福岡(13:00)
▼南小桃凱旋試合◎岩谷麻優&MIRAI&南小桃vs桜井麻衣&青野未来&瀬戸レア
▼林下詩美&ビクトリア弓月vs松井珠紗&CHIAKI
▼ちゃんよたvs田中きずな
▼後藤智香vsハミングバード
▼3WAYマッチ◎天麗皇希vs勇気みなみvsメガトン
▼山岡聖怜&心希vs咲村良子&橘渚

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