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2025-07-11

ニューバランスのグローバルキャンペーン“Run your way”2025年は日本が舞台で田中希実、順大駅伝部らが登場。田中の走る道は「走ることを通して旅をすることが好き」

Run your wayキャンペーンについて語る田中希実

New Balance 新ランニングシューズおよび新グローバルキャンペーン“Run your Way ”発表会が7月10日、ニューバランスRun Hub代々木公園で行われた。

世界陸上では上位層に食らいつく

2022年からスタートした“Run your Way”キャンペーンは今年で4年目。これまでのグローバルキャンペーンでは、シドニー・マクラフリン=レブロン(アメリカ)やドイツのコミュニティといったアメリカやヨーロッパのランナーが紹介されてきたが、今年は9月に東京で陸上の世界大会が開催されることもあり、世界で注目される日本が舞台に。ニューバランス契約アスリートで東京世界陸上1500m、5000m日本代表の田中希実(New Balance)、順天堂大学駅伝部、日本のランニングコミュニティらが登場するキャンペーンビジュアルがグローバルで展開される。また、日本限定のテレビコマーシャルでは、田中がナレーションを担当。

発表会当日、田中は合宿地からオンラインで出演し、ダイヤモンドリーグや日本選手唯一の参戦となったグランドスラム・トラックなど世界のレースに出場する日々で見つけた自身の走る道について明かした。

「今シーズンは海外の風景のなかを走れることを純粋に楽しめています。結果に関係なく、翌日のジョグを楽しめるというのは、私は走りを通して旅をすることが好きだったり、見たことのないところをただ走るということが好きなんだなと改めて感じました」

田中は7月初旬の日本選手権では2種目で世界陸上の代表を勝ち取ったばかり。4大会連続出場となる本大会に向けて「5000mでは入賞したことがありますが(2023年ブダペスト大会8位)、1500mではまだちゃんと勝負できたということがないので、5000mはレベルが上がっていて決勝に残れるかどうかさえも厳しく、世界陸上はワイルドカードがあるのでオリンピック以上に5000mに関しては入賞するのが難しい。とにかく上の層に食らいついていく姿を見せられたらと思います」と見据えた。

順大駅伝部もグローバルキャンペーンに

日本のランニング文化を象徴する駅伝がグローバルキャンペーンに登場するのも初めてのこと。キャンペーンビジュアルで白地に赤のタスキ姿を披露する順大駅伝部主将の石岡大侑(4年)は、駅伝を通じて自身の走る道を再発見したという。

「陸上競技は少し孤立した競技というのが自分の印象でしたが、たくさんの方々に支えられて今があると気づきました。チームメイトと高い目標、同じ目標に向かって厳しいトレーニングをしていくなかで、励まし合ったり、苦しいことをともに乗り越えていく時間こそが自分自身の道なんだと気づきました」


グローバルキャンペーンのビジュアルをバックに自身の走る道について話す石岡

今回のキャンペーンには、ランニングコミュニティのikism(イキズム)、名古屋ウィメンズマラソンを目標に活動しているGOGIRL(ゴーガール)も登場。ニューバランスジャパンは、今回のグローバルキャンペーンを通じて、日本のランニング文化を世界に広めることを目指す。

その一環として、ニューバランスジャパンは、8月1日からスタートする東京都立明治公園が拠点のランニングコミュニティ「Runner's Park Tokyo」に協賛し、東京でランニングを楽しむランナーの充実したランニングライフをサポート。「Runner's Park Tokyo」では、無料会員登録するとさまざまなイベントへの参加応募が可能になるほか、月額有料会員になれば明治公園内の都市型スパ「TOTOPA」内のランナーズロッカーが使い放題に。シューズやウェアのレンタル、プログラム参加時のドリンク提供なども受けられる。

7月12日(土)、13日(日)には明治公園にて、「Runner's Park Tokyo」のオープニングイベント「Run your way Park Supported by New Balance」を開催。20を超えるさまざまなプログラムの体験や、田中も愛用するニューバランス新作シューズの「FuelCell Rebel v5」の試し履きもできる。



FuelCell Rebel v5

この日は、新プロダクト「FuelCell Rebel v5」(価格:16,940円)も紹介された。「反逆者」の名前を冠し、より速く走る「FuelCell(フューエルセル)」のなかでも、スピードが上がるほど弾む反発性でより安定した加速を実現する万能モデル。Rebelを2019年の発売当初から愛用しているという田中は、「初代から気に入って使わせていただいているシューズ。ペース走などで使うことが多い。反発感がすごく気持ちいい」と特徴を説明。石岡は「弾む感覚が良く、ペースを問わないのがこのシューズのいいところ。リカバリーのジョグであったり、普段のジョグ、少しペースの上がった距離走、ペース走などで使っています」と駅伝ランナーにとっても欠かせない一足となっているようだ。

写真/阿部卓功

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