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2025-07-18

6万2000人が大熱狂! 小橋建太vs佐々木健介、三沢光晴vs川田利明…NOAH2度目の東京ドーム大会の記憶【週刊プロレス】

佐々木健介にチョップを叩き込む小橋建太

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NOAHは今年で旗揚げ25周年を迎え、一時期の低迷がウソのように上昇気流に乗っている。7・19東京・後楽園ホール大会は全席完売。7・20東京・後楽園ホール大会もカード未発表ながら立ち見がわずかに残っているだけとなっている。

7月22日(火)には週刊プロレス編集「NOAH25年史」が発売。NOAHの過去が注目されているが、20年前の7月18日、2004年に続いて2度目の東京ドーム大会「DESTINY2005」を開催した。プロレス冬の時代にプロレスの素晴らしさをリング上から見せつけた同大会はプロレスファンの間でも“伝説”として記憶に刻まれている大会だ。7月22日(火)発売の「NOAH25年史」。NOAH7・19&20後楽園2連戦でも先行発売

東京ドーム大会についてのNOAHの基本スタンスは、ふさわしいカードがあれば開催する、定期開催を目指したり乱発はしない、というものだった。とはいいつつも、初開催から1年後、NOAHは再び東京ドームに打って出た。

この大会の目玉は、小橋建太vs佐々木健介の初対決。健介はもともとIWGPヘビー級王座に何度も就いた、新日本プロレス・ストロングスタイルの砦ともいうべき存在。新日本離脱→長州力率いるWJプロレス参加でレスラーとしての輝きが薄れたが、2003年暮れのフリー転向後は裸一貫の奔放ファイトがウケて大ブレイク。妻の北斗晶と手を携えて、健介ファミリーとして世間的人気者になった。

健介はチョップ、ラリアットを駆使する肉弾ファイトが身上であり、やはりチョップ、ラリアットの使い手である小橋とは合わせ鏡のようなファイトスタイルを誇る。小橋と健介はそれまでのプロレス人生において接点も因縁も何もなく、文字どおりの初遭遇、異次元対決となった。試合は想像を絶するチョップ合戦に。日本プロレス史に残る肉弾対決が繰り広げられた。

メインでは1年越しの三沢光晴vs川田利明が実現。同年3月、川田は無所属を宣言しており、全日本プロレスの選手としてではなくフリーとしての参戦となった。2人が東京ドームで闘うのは1998年5月以来で、三沢が全日本プロレス時代の雪辱を果たした。

この他にも、全日本プロレス時代に「天龍同盟」の同志だった天龍源一郎と小川良成の15年ぶりの再会マッチ、力皇が新日本の棚橋弘至を挑戦者に迎え撃ったGHCヘビー級選手権、ちびっ子の人気カードゲームから飛び出した甲虫王者ムシキング・テリーの参戦など、話題がてんこ盛り。前年を上回るスケールの豪華カードを揃え、前年を上回る6万2000人(超満員)の大観衆を熱狂させて、2度目のドームは幕を閉じた。

同大会の全試合結果は以下。

1、30分1本勝負
杉浦貴&○SUWA&青柳政司(9分32秒、体固め)菊地毅●&百田光雄&中嶋勝彦
※FFF
 
2、30分1本勝負
○モハメドヨネ&森嶋猛(8分26秒、片エビ固め)本田多聞&潮崎豪●
※キン肉バスター

3、30分1本勝負
齋藤彰俊&越中詩郎&○井上雅央&川畑輝鎮(11分56秒、首固め)田上明&佐野巧真&泉田純●&永源遙

4、30分1本勝負
○ムシキング・テリー(7分59秒、ミストクラッシュ)ブラックマスク●

5、GHCジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<挑戦者>○KENTA(20分31秒、エビ固め)金丸義信●<王者>
※ブサイクへのヒザ蹴り。金丸が6度目の防衛に失敗。KENTAが第10代王者となる
 
6、GHCタッグ選手権試合(60分1本勝負)
<王者組>鈴木みのる&○丸藤正道(24分55秒、片エビ固め)秋山準&橋誠●<挑戦者組>
※雪崩式不知火。第10代王者組が初防衛に成功

7、GHCヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○力皇猛(17分11秒、片エビ固め)棚橋弘至●<挑戦者>
※無双。第7代王者が2度目の防衛に成功

8、時間無制限1本勝負
○天龍源一郎(10分27秒、体固め)小川良成●
※ラリアット

9、時間無制限1本勝負
○小橋建太(23分38秒、体固め)佐々木健介●
※剛腕ラリアット

10、時間無制限1本勝負
○三沢光晴(27分4秒、片エビ固め)川田利明●
※ランニング・エルボーバット

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