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2024-11-12

【マリーゴールド】Sareee、11・14初シングルの“隅っこの女”石川奈青にメイン級の覚悟求める。「口だけじゃ済まされない」【週刊プロレス】

11・14後楽園で闘う石川に厳しいメッセージを送ったSareee

マリーゴールド・ワールド王者・Sareeeが11・14後楽園ホール大会での初シングルが決まった“隅っこの女”石川奈青にメインイベント級の覚悟を求めたうえで「私はいつも通り潰しにいきます」と宣言した。

Sareee「(石川が)自分からアピールして重要な場所を、チャンスを手に入れたんだから、それだけの覚悟もって私の前に立てよって思いますね。石川奈青、“口だけ女”とか言われてるみたいだけど、おまえは口だけじゃ済まされないレベルのところに行こうとしてるんだから」

厳しい口調で石川にメッセージを送ったSareee。当初、11・14後楽園では高橋奈七永を挑戦者にワールド王座戦をおこなう予定だった。しかし、前哨戦が組まれた11・2札幌(夜)でSareeeの裏投げを食らった奈七永が負傷。脊柱起立筋損傷と診断され、全治3週間、当面の欠場が発表された(※Sareeevs奈七永のワールド戦は12・13新宿にスライド)。
「奈七永の代わりにSareeeとやってやる!」と吠えた石川と奈七永
奈七永欠場を受け、宙に浮いたSareeeの対戦カード。11・7神奈川・保土ヶ谷大会の第3試合で野崎渚にボコボコにされながら、耐えに耐えて反則勝ちを収めた石川は「奈七永の代わりに私がSareeeとやってやる!」「任せとけ、パッショーン!」とマット界狭しと暴れ回る太陽神との一騎打ちをブチあげた。

マリーゴールド入団以来、負けに負け、不遇をかこっていた石川。しかし、その泥臭い闘いぶりがファンの共感を呼び、妙な会場人気を得るように。そして11・4名古屋でついに自力初勝利。対戦相手は後輩の山田奈保だったが、相手が誰であろうと勝ちは勝ち。前述した11・7保土ヶ谷でも反則裁定ながら、石川は2連勝。半年間のたまりにたまったウップンを晴らすかのように、「乗りに乗ってる」石川はSareee戦をブチ挙げたのだ。

Sareee「(10・24後楽園で)ボジラとの流血戦を制して、次は高橋奈七永。自分のなかでも超えなきゃいけない一戦ってずっと考えていたので。それがなくなったというのは正直メチャクチャ悔しい。でも、タイトルマッチってお互いが万全な状態で闘わないと意味がないと思うので。中途半端な状態でやるよりは延期になって全然よかったなって。そして、石川奈青。最初は『大丈夫なのかよ?』って思いましたけど、どこに行っても(Sareeeに対して)名乗りをあげてこないヤツらが多いなか、『私が!』って言える強さはすごく大事だと思う、レスラーとして。(気持ちは評価すると?)はい。(Sareeeとの闘いを)口にできるだけの強さは持ってるんだと思うし。石川奈青がどんなものなのか、私はいつも通り潰しにいきます」
11・2札幌大会の前哨戦で奈七永は負傷。裏投げを食らって、病院送りにされた
正直言えば「石川奈青? 知らないです、あんまり。いつも負けてる人っていうぐらい」。それでも印象に残っていることがひとつだけある。Sareeeとボジラの大流血戦がおこなわれた10・24後楽園、その第3試合で奈七永と石川はシングルマッチで激突。なかなか変わらない石川に喝を入れるべく、奈七永はタッグパートナーをボッコボコにした。

Sareee「ボジラ戦の前、控室で集中しようと思ってたら、奈七永と石川が試合終わって帰ってきて。メチャメチャ高橋奈七永にブチ切れられてて。こっちは試合に集中したいのに、ウルサイなぁと思うぐらい、奈七永に石川がキレられてた。あの時はウルサイなぁとしか思わなかったけど、いま思えば、あの高橋奈七永をキレさせたんだからある意味、大したモンだなと。私のこともキレさせてもらいたいすね」

11・14後楽園の試合順はまだ発表されていない。王者・青野未来vs挑戦者・翔月なつみのユナイテッド・ナショナル選手権試合に、王者・MIRAI&桜井麻衣vs挑戦者・林下詩美&天麗皇希のマリーゴールド・ツインスター選手権試合などタイトルマッチが並ぶなか、Sareeeと石川の初シングルはどんな位置づけで組まれるのか。Sareeeは言う、「何試合目に組まれようと、Sareeeが出る場所はメインでしょって私は思ってるから。ほかにタイトルマッチがあろうと関係ない。後楽園、相手がSareee、それはもうメインイベントでしょ。その気持ちでこいよって」
11・14後楽園で闘う予定だった奈七永のタイトル戦は12・13新宿にスライド
こう豪語するSareeeを相手に石川はどんな試合を見せるのか。大奮闘するのか、玉砕するのか、何もできずに終わるのか。どんな結末を迎えるにしてもすべては石川次第。棚ボタ的な形で実現するSareeeとの初シングルだが、奈七永は「心折れるなよ。このチャンスは二度とないと思ってつかみとれ!」と石川のケツを叩き、石川も「こんなチャンス、二度とないと思ってるので。爪あとどころか、傷あとを残して、石川奈青という存在を刻み込みたいですね!」と燃える。

そんなパッションシスターズをヨソに、Sareeeは「(石川が手応えのない闘いを見せたら?)その時は終わらせます、後楽園だろうが関係ないんで」と厳しく言い放つ。マリーゴールドという団体にとっても、どうなるかまったく読めないSareee vs石川は大バクチ。吉と出るか、凶と出るか。奈七永同様にSareeeの裏投げで石川もやられてしまうのか。ある意味大注目の初シングルは11月14日、後楽園ホールでゴングが鳴る。
11・14後楽園のビジュアルイメージ
「Winter Wonderful Fight 2024」
★11月14日(木)東京・後楽園ホール(18:30)
▼スペシャル・パッションマッチ◎Sareee vs石川奈青
▼ユナイテッド・ナショナル選手権試合◎<王者>青野未来vs翔月なつみ<挑戦者>
▼マリーゴールド・ツインスター選手権試合◎<王者組>MIRAI&桜井麻衣vs林下詩美&天麗皇希<挑戦者組>
▼ビクトリア弓月&田中きずなvs野崎渚&CHIAKI
▼松井珠紗&南小桃vsボジラ&マイラ・グレース
▼瀬戸レアvs勇気みなみ
▼ハミングバードvs山田奈保

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