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2025-10-04

【アメフト】日大・有志の会 須永監督「選手は公式戦に出場できるようになり、表情も明るく活発」

【日大・有志の会 vs 関東学院大学】笑顔で選手たちに語り掛ける日大「有志の会」の須永監督=撮影:北川直樹

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アメリカンフットボールの関東大学 2 部リーグは、9 月 21 日に B ブロック 1 次リーグ第 1 グループに所属する日本大学が、関東学院大学を 55-7 で下した。試合は第 3Q 残り 5 分 1 秒でコールドゲームとなった。日大は開幕の専修大学戦につづき大勝で 2 連勝とした。

○日本大学・有志の会 55-7●関東学院大学
(2025 年 9 月 21 日@アミノバイタルフィールド)

須永恭通監督の試合後インタビュー

選手は皆一生懸命やっていますが、詰めの甘い選手がいるのが現状です。そこを重点的に指導しています。

QB は川端、石上、小林の 3 人が常に競争状態にあります。来年は新 1 年生も加わるので、現在先発の川端も決して安泰ではありません。

選手たちは公式戦に出場できるようになり、練習だけの時と比べて表情も明るく活発になっています。ただし、これが当たり前だと思ってはいけません。

いま在籍している選手たちに非はありませんが、部として問題があった過去を踏まえ、一から作り直している最中です。公式戦への出場や大学施設での練習という環境が、「当然のものになってしまう」という危機感があります。

キャプテンやリーダーも注意し合っていますが、若い選手たちは時として気が緩みがちです。それを引き締めるのが私の役目だと考えています。

一方的な展開でも声かけを怠らず、試合結果に関係なく集中することを重視しています。相手に合わせたプレーでは強豪には勝てません。どんな相手でも目の前のプレーに集中し、自分たちのフットボールを表現することが大切です。

専修大戦ではオフェンスに大きな問題がありました。ボールキャリアーがすぐに倒され、決定力に欠けていました。選手自身も深く反省し、取り組みの甘さやイメージ不足、フィジカル面の弱さを認識しています。この 2 週間で完全ではありませんが、改善は見られています。

今日の試合では、1 対 1 の勝負面では目標をある程度達成できました。ディフェンスは 1 軍が出ればシャットアウトできていますが、今日は全員出場がテーマだったため集中力にムラがありました。スペシャルチームではメンバー交代のミスがあり、最後の FG の場面でも中央に穴が空いてしまって、結果的に締まりのない終わり方になりました。

点差が開いて勝利が見えてくると、無意識のうちにチーム全体の気持ちが緩んでしまう傾向があります。これが今後の大きな課題です。



【日大・有志の会 vs 関東学院大学】日大「有志の会」の須永監督=撮影:北川直樹

【北川直樹】

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