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2025-10-15

【アメフト】日大・有志の会 須永監督「今の状況でスタンダードを保つのが課題」

須永監督(右から2人目)は、攻守で様々な高い目標を掲げてゲームに臨んでいる=撮影:北川直樹

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アメリカンフットボールの関東大学2部リーグは、10月5日にBブロック第3節が行われ、日本大学・有志の会が工学院大学に55-0で快勝した。日大は開幕の専修大学戦、関東学院大学戦に続きコールドで3連勝とした。試合後、須永恭通監督のインタビューをお届けする。

○日本大学・有志の会 55-0●工学院大学
(2025年10月5日@日本大学アメリカンフットボールグラウンド)

【試合の詳細】日大「有志の会」2本のピック6を決め開幕3連勝

学生には一試合通してやらせてあげたいなという気持ちはあります。ただ、今の状況では、できるだけ前半でチャンスを回すことしかできないです。普通だったらこのタイミングでは交代させないかもしれないですけど、なるべく多くの選手に出場機会を与えたいと思っています。時間を調整しながら、可能な限りチャンスを作りたいです。

今日はこれまでのゲームに比べてランを止められたりする場面もありました。プレーを絞ったというよりは、フォーメーションをランプレー向けに固めたような形でやったんです。これまではその場面その場面で適切なフォーメーションを使ってやっていたんですけど、今日は試合展開があまり良くなかったので、別のアプローチを取りました。意図的にシンプルにやらせて、全員がベースの動きを確認できるようにしました。


(RBの)酒井はやっぱり強いですね。それがあって、何かやってくれるという安心感があります。サイドラインでも周りに対して声を張ってます。彼はチームプレイヤーです。例えばパスが多い展開になったとしても、文句一つ言いません。他の人間が取ったら一緒に喜ぶ。そういう姿勢だから、みんなから信頼されています。

第2クォーターの序盤くらいで守備は入れ替えもしました。事前にある程度の入れ替えは想定していますし、誰が出ても、控え選手であっても同じスタンダードでやるというのが目標です。

0点に抑えられたのは良かったです。ただ、まだまだできていない部分はたくさんあります。攻守で様々な目標を立てて臨みましたが、そのほとんどがクリアできていません。

小手先で戦術を駆使してやっても今後のためにならない部分はありますので、基本をベースに今置かれてる状況をどう活かしていくかを大事にしてます。

(フットボールの)スタンダードを下げない、上げていくという部分は、三ケ尻を始めチームにかなり言い続けています。全体に行き渡ってる実感というのは少しずつ出てきたと思うんですけど、気が緩んで戻ってしまう部分もあります。いかに今の状況でスタンダードを保つかというのが課題です。

守備で2本のインターセプトリターンTDがありました。あのプレーは良かったですね。後半はディフェンスから始まる、得点したら試合が終わると分かっていたので、そういう中でディフェンスが攻めて終わらせられた。あのプレーは素晴らしかったと思います。

試合を見つめる日大・有志の会の須永監督=撮影:北川直樹
試合を見つめる日大・有志の会の須永監督=撮影:北川直樹

WR森建斗は岩﨑とともに勝負強い活躍=撮影:北川直樹

WR森建斗は岩﨑とともに勝負強い活躍=撮影:北川直樹

主将LB三ケ尻は守備の要として好プレーをつづけた=撮影:北川直樹

主将LB三ケ尻は守備の要として好プレーをつづけた=撮影:北川直樹


冨士原はWRだけでなくキッキングでも良い仕事をした=撮影:北川直樹
冨士原はWRだけでなくキッキングでも良い仕事をした=撮影:北川直樹



【北川直樹】

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