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2025-10-30

引退まで残り2カ月…棚橋弘至が最後の地元に置き土産! 岐阜で史上初のIWGP2大選手権開催!!【週刊プロレス】

2002年2月に岐阜凱旋を果たした棚橋弘至

“100年に一人の逸材”といわれる棚橋弘至の引退まで引退まで70日を切った。その中で迎える最後の凱旋興行「衣縫帰還」(11月2日)。会場は岐阜市北部、長良川右岸に位置する運動公園内、岐阜メモリアルセンター内の「で愛ドーム」。リング上で「愛してま~す!」と叫ぶ棚橋にふさわしいネーミングだ。それだけに、引退試合に関して何らかの発表をおこなうには格好の舞台でもある。少なくとも進捗状況が明らかにされると見る向きもある。さて、ファンが期待する相手となるのか……。

最近では地方大会でもシリーズ開幕前に全カードを発表するのが慣例だが、1週間前になっても決まっているのは棚橋自身、王者(辻陽太)からの指名に応える形で挑戦するIWGPグローバル王座戦と、今夏の「G1クライマックス」を制した勢いそのままにザック・セイバーJrからベルトを奪ったKONOSUKE TAKESHITAが、近隣県(三重・桑名市)出身の後藤洋央紀の挑戦を受けるIWGP世界ヘビー級初防衛戦の2試合のみだ。“至宝”といわれる王座の防衛戦が地方都市でおこなわれるのは珍しい。

政令指定都市以外の地方でとなると、新日本プロレスでは埼玉・所沢(メットライフドーム=2021年9月5日)以来。世界を冠する前も浜松(浜松アリーナ=1990年12月、開催当時はまだ政令指定都市ではなかった)、山形(山形市総合スポーツセンター=2012年7月22日)、秋田(秋田市立体育=2013年7月20日)ぐらいで、アントニオ猪木のNWFヘビー級王者時代も、鹿児島(鹿児島県立体育館=1981年4月17日)のみ。もちろん岐阜では初となる。

前述した各大会で組まれたタイトルマッチはメインの1試合のみ。11・2岐阜はIWGPグローバルとの2大選手権。さらに、現在開催されている「スーパージュニア・タッグリーグ戦」の優勝決定戦と、目玉カード3試合がラインアップされているのは、県庁所在地とはいえ地方では異例のことだ。

棚橋弘至が現役中に新日本が管理するヘビー級王座で名を刻んでいないのは、グローバルと世界ヘビー級のみ。辻との一戦でグランドスラムに王手をかけるか期待される一方、注目されるのは来年の1・4東京ドーム「WRESTLE KINGDOM 20」での引退試合の相手。

両国2連戦(10・17&18)に“来日”した中邑真輔がリング上から「愛してま~す!」と叫んだのは、単なるエールだったのか、それとも……。

引退まで残り2カ月となる棚橋最後の故郷凱旋興行で何らかの発表がなされるのか。そちらも、注目されるところだ。

橋爪哲也

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