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2025-11-24

【アメフト】パナソニック、オービック、富士通、東京ガスが4強 ライスボウルトーナメント

【富士通vsノジマ相模原】第2クオーター、富士通WR松井がパスをキャッチしTD。リードを広げる=撮影:小座野容斉

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アメリカンフットボールの日本選手権「ライスボウル」を目指し、国内最高峰・Xリーグの「X1 スーパー」上位8チームが争うライスボウルトーナメントが始まった。2025年11月23日には、東西の2会場で、クオーターファイナル(準々決勝)4試合があり、パナソニックインパルス(秋季リーグ1位)、オービックシーガルズ(同2位)、富士通フロンティアーズ(同5位)、東京ガスクリエイターズ(同6位)の4チームが、セミファイナル(準決勝)に進出した。
 パナソニック、オービック、富士通は現行トーナメントとなってからは、4年連続の4強。東京ガスは初の進出となった。

 この結果、準決勝の組み合わせは
12月13日(土)午後2時
パナソニック-富士通(ヤンマースタジアム長居=大阪市)
12月14日(日)午後2時
オービック-東京ガス (とどろきスタジアム=川崎市)
と決まった。 

オービックシーガルズ○10-7●エレコム神戸ファイニーズ
(富士通スタジアム川崎)


リーグ1位のパス成績を残したオービックだが、QBピアース・ホリーが、エレコム神戸ディフェンスに強力なプレッシャーで封じ込まれた。しかし、3-7で迎えた第3Qに、本来はDBのジェイソン・スミスがQBとして逆転のランTD。第4Qには、主将のDB坊農賢吾、DL樋口尚行が2本のインターセプトを決め、3点差を守り切った。

富士通フロンティアーズ○42-28●ノジマ相模原ライズ
(富士通スタジアム川崎)
【富士通 vs ノジマ相模原】3TDパスをキャッチした富士通WRサマジー・グラント=撮影:小座野容斉


X1スーパー制度に移行後、秋季6シーズンで32勝1敗だった富士通が、まさかのシーズン2敗で5位。1敗を喫したノジマ相模原と再戦となった。富士通はQB高木翼のパスが冴えて、5TD。うち3本はWRサマジー・グラントに決めた。富士通を上回る秋季リーグ4位のノジマ相模原は、試合中盤からオフェンスがかみ合い、4TDを返したが、前半の失点が大きく、富士通を捉えきれなかった。

パナソニックインパルス〇52-14●IBMビッグブルー
(吹田市・万博記念競技場)

リーグ戦6試合をすべて20点差以上で圧勝してきた、王者・パナソニックが、強さを存分に見せつけた。第1Qに立川玄明のランTDで先制すると、第2QにはQB荒木優也の2TDパスなどで4TDを決め28点を奪った。IBMは後半に2TDを返したが、パナソニックは第4Qにも17点を奪い、大勝した。チーム史上初の日本選手権連覇に向け好発進した。

東京ガスクリエイターズ〇16-13●SEKISUIチャレンジャーズ 
(吹田市・万博記念競技場)

秋季リーグで富士通を破って5勝1敗の3位となり、24シーズンぶりのライスボウル出場を目指していたSEKISUIに、6位の東京ガスが競り勝った。東京ガスはロースコアの展開で13-3とリード。SEKISUIは第4QにQBギャレット・サフロンのランTDなどで追いつき、延長タイブレークとなったが、東京ガスはSEKISUIのFG(フィールドゴール)をブロックし、自チームのFGを決めて勝利した。

【富士通 vs ノジマ相模原】第2クオーター、富士通WRサマジー・グラントがパスをキャッチしTD。リードをさらに広げる=撮影:小座野容斉

【オービック vs エレコム神戸】第3Q、オービックDBジェイソン・スミスが逆転のTD=撮影:小座野容斉

【小座野容斉】

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