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2026-02-16

秩父宮ラグビー場が2030年、屋内人工芝ラグビー場へ生まれ変わる[2部]

トークショーに登壇した(左から)田中史朗、三上正貴、ジョネ・ナイカブラ、村上晃一

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2月12日(木)、東京都新宿区内で『新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業』着工の説明会が行なわれ、「2030年 秩父宮ラグビー場の未来」のテーマで、元ラグビー日本代表の田中史朗(NECグリーンロケッツ東葛アカデミーディレクター)、三上正貴、ジョネ・ナイカブラ(ともに東芝ブレイブルーパス東京)、ラグビージャーナリストの村上晃一が登壇し、トークショーが行なわれた。

2017年11月25日、パリ近郊にあるUアレナで日本がフランスと23対23のドロー(Getty Images)
2017年11月25日、パリ近郊にあるUアレナで日本がフランスと23対23のドロー(Getty Images)

 村上氏が新秩父宮ラグビー場になることでの、最も大きな変化について語った。

「日本で初めてとなる、全天候型のアリーナです。ピッチは人工芝になります。いまはほとんどのチームが人工芝で練習しており、高校、大学のトップチームもほとんどが人工芝で練習しているので、選手は慣れています。2017年に日本代表がパリ郊外にあるUアレナ(現パリ・ラ・デファンス・アレナ)でフランス代表と試合をしました(23対23)。ここも屋内型で人工芝、3方向に観客席があって、1方向は全面スクリーンのアリーナです。この試合を見て“こういうスタジアムが日本にも一つあったらいいな”と思っていました。天候に左右されず、お客さんも雨に濡れず、冬でも寒くない中で観戦できる。風の影響もないので、プレーのクオリティが上がります」

「ラグビーだけでなく、いろんな人が集まって、幸せな時間を過ごせればいい」と新たな施設に期待を寄せる田中史朗
「ラグビーだけでなく、いろんな人が集まって、幸せな時間を過ごせればいい」と新たな施設に期待を寄せる田中史朗

 何度も秩父宮ラグビー場でプレー経験のある田中は、ラグビーの聖地と呼ばれる場所で日本代表にとって大きなきっかけになった試合について語った。

「ラグビーワールドカップ2015年の南アフリカ戦(34対32)の勝利は皆さん覚えていると思います。でも、僕たち日本代表の選手からすると、2013年のウェールズ戦(23対8)の勝利から、上がっていったという感覚があります。秩父宮はファンの方々と距離が近く、熱く応援してもらって、“日本の代表だ”と改めて感じられた試合でした。そのようなファンの熱さが感じられる新スタジアムを期待しています」

「見に来てくれる人の心配をせずにプレーできる」と新秩父宮ラグビー場に期待を寄せる三上正貴
「見に来てくれる人の心配をせずにプレーできる」と新秩父宮ラグビー場に期待を寄せる三上正貴

 三上は屋内型で人工芝ピッチの新秩父宮ラグビー場が、選手にとってもファンにとってもメリットが大きいと語る。

「子供が2人いるので、ラグビー観戦のときはいつも奥さんが防寒を考えています。(新しいスタジアムでは)その心配をしなくていい。これからラグビーを見てほしい小さい子供も(雨や寒さの心配がなく)来やすいでしょう。人工芝は天然芝に比べて滑りにくいので、いいスクラムが組めるし、変な反則が出ない。自分のようなプロップは思う存分力を発揮しやすいと思います」

「秩父宮ラグビー場は、2023年のフィジー戦で母国相手にトライを決めた思い出の場所」ジョネ・ナイカブラ
「秩父宮ラグビー場は、2023年のフィジー戦で母国相手にトライを決めた思い出の場所」ジョネ・ナイカブラ

 ナイカブラも「日本は寒いので室内アリーナはありがたい。人工芝で自分のスピードを生かしてたくさんトライを決めたい」と新秩父宮ラグビー場での活躍を誓った。

植樹セレモニーで土を入れる(左から都立青山高校ラグビー部代表、三上正貴、伊藤忠商事石井社長、三井不動産上田社長、明治神宮外苑石井延長、日本スポーツ振興センター芦立理事長、田中史朗
植樹セレモニーで土を入れる(左から都立青山高校ラグビー部代表、三上正貴、伊藤忠商事石井社長、三井不動産植田社長、明治神宮外苑石井苑長、日本スポーツ振興センター芦立理事長、田中史朗

 最後に、新秩父宮ラグビー場建設予定地内で三上正貴、田中史朗らが参加して「令和の献木プログラム」としてユズリハの植樹セレモニーが行なわれた。

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写真・取材=BBM

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