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2026-03-10

【陸上】日体大陸上部創部100周年記念式典が開催 世界で活躍する卒業生がトークショー

在校生を含め約1000人が出席。終始和やかな雰囲気で思い出話に花を咲かせた(写真/常盤真葵)

日本体育大学陸上競技部創部100周年記念式典が3月7日、横浜・健志台キャンパスの米本記念体育館で行われた。式典には、卒業生やその家族、来賓、在校生を合わせ約1000人が出席。体育館中央にはトロフィーや年代別にまとめられたパネルが展示されたほか、卒業生によるトークショーや在校生によるエッサッサも披露された。

世界で活躍する現役アスリートも出席

式典実行委員長で元陸上競技部監督の水野増彦氏が開会を宣言すると、続いてOGの有森裕子・日本陸連会長が登壇。昨年の日本選手権で女子棒高跳を制した女子主将の小林美月(3年)が花束を贈呈した。有森会長は学生時代の話も交えつつ、「陸上のみならず、スポーツを通して、人間力、生きる力を持てる人材がこの大学から羽ばたいて、いろんな学校現場、企業で次なる人材をしっかりと育てていく、そんな大学の中心になることを心から願っています」と挨拶を行った。

有森会長が登壇すると小林主将が花束を贈った(写真/常盤真葵)
有森会長が登壇すると小林主将が花束を贈った(写真/常盤真葵)

その後、日本パラ陸連の増田明美会長、関東学連の植田恭史会長も挨拶を行い、関東学連の日隈広至専務理事が乾杯の音頭を取ると、会場は思い出話に花を咲かせる出席者の声で一気ににぎやかになった。

関東学連の大後栄治副会長が祝辞、在校生代表では、400mH日本インカレ、関東インカレ入賞を果たした2025年度男子主将の渡邊脩(4年)、また卒業生代表では1991年の東京世界選手権男子マラソン金メダリストの谷口浩美氏からビデオメッセージが寄せられた。

会の後半に行われたトークショーでは、ブダペスト世界選手権女子100m代表の君嶋愛梨沙(土木管理総合試験所)、女子マラソン日本歴代8位を持つ細田あい(エディオン)、男子マラソン日本歴代3位を持つ池田耀平(Kao)、東京世界選手権女子3000mSC代表の齋藤みう(パナソニック)、パリパラリンピック男子400m(T13)銀メダリストの福永凌太(日体大院2年)が登壇。40分にわたり、学生時代の思い出や今だから言えること、競技に対する考え方などについて話をした。

競技をする上で大事にしていることは? という質問では、「地道なことをコツコツと続けることと人とのつながり」(細田)、「自分を追い詰め過ぎないこと」(齋藤)、「いろいろなことに挑戦すること」(君嶋)と回答。モチベーションの話題では「モチベーションは湧き出てくるもの。達成したい目標に対して、小さい目標をクリアしていくことで目標に近づいていく」(池田)、「結果が出ることで、次の目標が見えてきて、モチベーションが湧いてくるから頑張れる」(福永)と自身の考えを語った。

トークショーの最後には2026年度の目標を聞かれた5人。齋藤はアジア大会女子3000mSCでのメダル獲得、福永もアジア大会での入賞を目標に掲げたほか、2025年度を「棒に振った1年」と振り返った池田は「今季、マラソンでもう一度第一線に戻りたい」とコメント。君嶋は「100mでの日本記録樹立」を目標に掲げた。3月1日の東京マラソンで現役を引退した細田はランニングライフアドバイザーとして、子どもたちに向けた陸上教室などを行う活動をしていくといい、これまでとは異なる形で陸上とかかわっていくことを発表した。

現役選手たちによるトークショーも実施。出席者、在校生が耳を傾けた(写真/常盤真葵)
現役選手たちによるトークショーも実施。出席者、在校生が耳を傾けた。写真左から、齋藤、福永、細田、池田、君嶋(写真/常盤真葵)

会の最後には、在校生によるエッサッサが披露されたほか、出席者全員での校歌斉唱。さらに、横山順一・陸上競技部部長が「これからの100年に向けて、心から応援していただけるような部を築いていきたい」と挨拶。

走魂百年 ~志を継ぎ、未来へ~(創部100周年記念誌より引用)。日本体育大学陸上競技部が次の100年に向け、新たなスタートを切った。

文・写真/常盤真葵

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