
8月5日から8日まで、山形県南陽市にて「第52回全日本高校男子選手権(インターハイ)」が開催されます。都道府県大会または各地区大会で出場権を勝ち取った41校が、高校日本一を懸けて熱い戦いを繰り広げます。
そのインターハイをうらなう上でも、ここで今春のセンバツ大会を振り返ってみたいと思います。春は、優勝が大村工業(長崎)、準優勝が飛龍(静岡)、4強の残りが松山工業(愛媛)と千葉敬愛(千葉)、8強の残りが加治木工業(鹿児島)、光明学園相模原(神奈川)、興國(大阪)、滝川(兵庫)でした。
優勝した大村工業は、これで6度目の春制覇。2年ぶりに「春の大工」の底力を見せつけるとともに、長崎県勢6連覇(内、大村工業が5度優勝)という偉業を打ち立てました。
残念ながら夏は県大会で敗退しましたが、その大村工業を破って出場する島原工業は、春の九州大会を制するなど、確かな実力を持っています。大村工業、そして一昨年の夏を制した佐世保西に続いて日本一になれるか、注目です。
準優勝校の飛龍は、エース・萩原僚太郎の成長に加え、主砲の鈴木将平も長打を連発。競った試合で選手たちが磨かれ、戦うごとに強さを増していったチームでした。
前回王者として迎える夏は、杉山喜規主将をはじめ、最後まで勝ち抜いた経験を持つ選手がいることが強みになります。連覇への重圧をはねのけられれば、今大会の優勝候補筆頭と言えるでしょう。

ここ4季連続して全国大会最終日まで残るなど、黄金期を築く飛龍。発売中のソフトボール・マガジンではチームルポを掲載
4強に入った松山工業は、投手力をベースにした堅実な試合運びと熱い闘志を兼ね備え、接戦を物にできる粘り強さを持ったチーム。優勝した大村工業と8回タイブレーカーまで争った準決勝は、大会屈指の熱戦でした。夏も上位に進み、10月の地元・愛媛国体にはずみをつけたいところです。

松山工業は春の準決勝で優勝した大村工業と白熱の試合を演じ、高い実力を示した。地元・愛媛で国体も行われる今年度は、気合十分で臨む
同じくベスト4の千葉敬愛はバッテリーを中心にまとまった好チームで、飛龍に準決勝で敗れたものの好機もつくり、互角の力を示しました。夏はなんと、28年連続39度目の出場。全国の舞台を知り尽くす行方晋監督の下、「やればできる」を合言葉に春以上の成績が期待されます。

春は準決勝で飛龍を追い詰めながら敗れた千葉敬愛。佐藤夏己投手(ユニフォームナンバー1)を中心に、2006年以来の夏制覇を見据える
残りの8強の中で唯一、春からの連続出場組である滝川。その春は雨による不運もあって、準々決勝で悔しい敗退となりました。それでも、亀田敦宣監督の下で見せたはつらつとしたプレーは印象的で、この夏も楽しみなチームです。

春はベスト8に食い込んだ滝川。チーム一丸となってポジティブに戦う姿はセンバツでも喝采を受けた
センバツは開催地が福岡県でしたが、地元・九州勢の中では加治木工業の躍進が大会を沸かせました。初戦となる2回戦で強豪・御調(広島)をタイブレーカーで破り、準々決勝では大村工業と接戦を展開。木場田翔也投手の熱投も光りました。
夏は、その加治木工業を県大会決勝で下した鹿児島工業が3年連続の出場を果たしました。加治木工業の思いも引き継ぎ、全国での躍進を期します。
春を経て、夏へ。先に行われた女子では、春を制した創志学園(岡山)が夏も頂点に立ちました。果たして男子も、春の上位校が覇を競うのか。それとも、春から夏にかけて成長した高校が戴冠するのか。楽しみの尽きない高校男子ソフトボール最大の大会を、皆さんもぜひご注目ください!
ソフトボール・マガジン9月号では、「2017インターハイ展望」を特集しています!
インターハイの模様は、ソフトボール・マガジン10月号でたっぷりと!
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