
カナダで奮闘中の女子TOP日本代表と女子GEM2日本代表(U16)の模様を、現地在住記者のガスコット清美(Kiyomi Guscott)さんがお届けする『カナダカップ応援日記』。今回は、無敗のまま完全優勝を決めたGEM2日本代表のお話です。(ソフトボール・マガジン編集部)
現地時間7月16日の午前中に行われた準決勝を勝ち上がり、同日午後6時からの決勝戦に進んだGEM2日本代表。相手は前日、15-0で下したチャイニーズ・タイペイだったが、たとえ大勝した相手とはいえ簡単に勝たせてもらえるはずはない。強い気持ちを持って臨んだ。
先発を務めたのは山下千世投手(城南静岡中)。5回にピンチを迎えるも「自分がヒットを打たれても、みんながカバーしてくれる。このメンバーなら点を取ってくれるから大丈夫だと思っていたし、自分が0点に抑えていれば絶対に流れが変わると思っていました。」と、とにかく仲間を信じて投げた。
山下投手の言う「流れ」が変わったのは6回。この回に一挙4点を取り、そのまま4-0の無失点で優勝を決めた。どの選手も飛び上がって大喜びだ。
私は初戦から今日までずっと彼女たちの試合を見てきたが、杉山浩之ヘッドコーチをはじめコーチ陣、スタッフが選手たちに一番感じてほしかった「勝つことも大事だけど、それ以上に大切な何か」を選手それぞれがつかんだように思えた。
「あこがれの選手との出会い」
「言葉が通じない外国の選手たちとのコミュニケーション」
「チームをつくり上げていく難しさ」
「仲間を大切にし、そして助け合う気持ち」
このカナダカップが、そのきっかけになったことをカナダ在住者として本当にうれしく思う。そして、選手たちにはこのときのキラキラした気持ちを忘れないでいてほしいと願う。
清々しい感動をありがとう。
(文/Kiyomi Guscott 写真/Derek Guscott)

最後まで仲間を信じて投げ抜いた山下投手が表彰式後に喜びのピース! 完封勝利で優勝に花を添えた

6回、三塁前にバント安打を決めて満塁のチャンスをつくった片岡美結選手(佐賀女子高)。先制点につなげた

優勝、そしてそれ以上に大切な何かをつかんだ選手たち。未来に羽ばたけ、GEM2日本代表!
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