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2026-06-26

【連載 大相撲が大好きになる 話の玉手箱】第39回「笑い話」その2

平成29年夏場所4日目、玉鷲は琴奨菊にモロ差しを許して寄り切られた

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大阪人が、あるいは関西人が、2人寄れば漫才になるって、よく言いますね。
話している中で、ここで突っ込めば笑いが取れる、というところを見逃さず、巧みに落として笑かす。
笑いは人生の潤滑油、生きるビタミン剤であります。
でも、この突っ込むタイミングというのが難しいんですねよ。
一つ間違えば相手の感情を害し、ケンカになりかねませんから。
大阪人はどうしてあんなに笑いを取るのが上手なんでしょうか。
力士と言えば、無口で、およそ機転の利かない人間のように思われがちですが、なかなかどうして。
大阪の人顔負けのおもろい会話ができる力士もいっぱいいます。
力士のユーモア感覚ってどんなものかって? 
まあ、聞いてください。笑ってください。
※月刊『相撲』平成31年4月号から連載中の「大相撲が大好きになる 話の玉手箱」を一部編集。毎週金曜日に公開します。

ワキの甘さ対処法

相撲にはさまざまな基本がある。これを無視しては、たとえどんなに番付上位の力士でも勝てない。
 
たとえば、両ワキ、つまり左右の腕と胴体の間は、しっかりと締めておかないといけない。ここがスカスカに空いていると、相手に腕を差し込まれて体が浮きあがり、残そうにも残せなくなってしまうのだ。
 
平成29(2017)年夏場所4日目、東関脇の玉鷲は、大関から落ちて2場所目の東関脇琴奨菊(現秀ノ山親方)をノド輪で大きくのけぞらせたものの攻めきれず、逆に両腕を深々と差し込まれるモロ差しを許してしまい、土俵を割った。完敗だった。
 
憮然とした表情で引き揚げてきた玉鷲は、蚊の泣くような声でこう言って嘆いた。

「昨日(御嶽海戦)も、今日も、ワキが甘くて負けてしまった。このワキ、接着剤でつけてしまいたいよ」
 
確かに妙案だ。ただし、そんな接着剤があるかどうかが問題だが。

月刊『相撲』令和4年6月号掲載

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