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2026-09-15

【アメフト】日本社会人協会の並河理事長が辞任、オービックのプロ選手契約違反問題で引責

日本社会人アメリカンフットボール協会の理事長を辞任した並河研氏=撮影:小座野容斉

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日本社会人アメリカンフットボール協会(=Xリーグ)は、9月15日夜、並河研・理事長の辞任と、西村大介・理事の理事長昇格を発表した。

並河氏本人からの辞任の申し出があり、9月15日に開催された社会人協会の理事会で認められた。並河氏は理事も辞任した。理事会は後任の理事長として理事の中から西村大介氏を選任した。西村新理事長の任期は、並河前理事長の残任期間である、2027年4月開催予定の社会人協会総会までとなる。

並河氏の理事長辞任は、自らが代表を務めるオービックシーガルズが「プロ選手契約人数制限の違反」問題で、Xリーグから8月28日と9月11日の2度にわたって処分を受けたことが理由とみられる。並河氏はシーガルズの代表職を無期限資格停止とされており、同時に理事長職も休職していた。

西村氏は1977年3月生まれの49歳。京都大学ギャングスターズで選手として活躍。2006年7月京大コーチに就任、2011年12月に京大監督に就任した。その後アメリカンフットボールを離れ、バスケットボールの滋賀レイクスターズ、長崎ヴェルカ、茨城ロボッツ、神戸ストークスで要職を歴任した。Xリーグが国内最高峰の新リーグ「Xリーグ プレミア」を立ち上げるにあたって、社会人協会理事に就任していた。

2日前に中止の富士フイルム海老名戦、シーガルズが1-0で勝利の裁定

シーガルズのプロ選手契約人数制限の違反については、Xリーグ プレミア所属の富士フイルム海老名ミネルヴァAFCなど7チームが、5項目からなる質問・要望を、Xリーグやシーガルズなどに提出。富士フイルム海老名は、期限までに十分な回答が得られず、「公平な環境下での試合実施が困難」と判断し、9月13日の対シーガルズ戦に出場しない旨を通告、試合は中止になった。


Xリーグは富士フイルム海老名を「試合棄権」扱いとして、1-0でシーガルズの勝利とし、シーガルズには勝ち点3が追加された。この結果、シーガルズはXリーグ プレミアの単独首位に立っている。

オービックシーガルズのプロ選手契約人数制限の違反問題とは

オービックシーガルズのプロ選手契約人数制限の違反は、8月28日にXリーグが認めて公表した。今季から始まった、Xリーグプレミアは、戦力均衡化を目指し、プロ選手数を各チーム4人で統一したが、シーガルズに対して「事実上、プロ選手がもっと多くいるのではないか」と規程違反の疑いを複数のチームが指摘。理事会が協議して、懲罰委員会を発足させ、調査・審議を行ってきた。

その結果、懲罰委員会はプロ選手人数制限の違反があると認定し、シーガルズに8月28日付で処分をくだした。選手1名が厳重注意、並河研代表と古谷拓也GM(強化部長)は資格停止1カ月となった。

さらに、9月11日には、プロ選手の疑義に関する調査・協力に対して義務違反を行ったとして新たな処分が下された。

9月11日の処分は「並河代表と古谷GMは、Xリーグの調査に対し、事実に反し、あるいは不合理又は相互に矛盾する複数の資料の提供及び説明を行い、また、当協会の調査に対し、非協力的な対応を行った」ことが理由。並河代表と古谷GMは、無期限の資格停止(公式試合に関わる一切の職務を停止)処分となった。

また、並河代表は、8月28日に資格停止1カ月の処分を受けたにもかかわらず、8月30日、オービックシーガルズ 対 エレコム神戸ファイニーズの試合会場(大阪・吹田市)に来場したため、資格停止処分に対する違反となり「競技運営規程第39 条(6)NFA の規程に定めのある違反行為」として、20万円の罰金が科せられた。


さらに、シーガルズに対して、
・ 原因の究明
・ 組織体制・ガバナンスの見直し
・ 社内規程・ルールの整備

など6点について、処分を受けている並河代表・古谷GMを含まないメンバーで、改善・再発防止策の策定し、実施計画を報告するように命じた。

8月28日、9月11日の処分発表の際、Xリーグは「上記以外の事案についても引き続き調査・審議中」と補足している。

【小座野容斉】

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