
2018年3月23日、東京武道館にて行なわれた平成29年度の東洋大学位記授与式・卒業式に、競泳の大橋悠依が陸上男子100m日本記録保持者・桐生祥秀とともに出席した。
2人は滋賀県彦根市出身という共通点があり、親交もあるとのことだが、東洋大の4年間では、同じ記録を追求する競技者として世界の舞台で活躍する選手へと成長していった。
大橋は、大学3年までは体調不良等もあり、なかなか世界大会(長水路)の日本代表に足を踏み入れることはなかったが、満を持して臨んだ大学4年の昨シーズンに一気に飛躍。4月の日本選手権の400m個人メドレーで4分31秒42の日本新記録を樹立し、初めて挑んだ夏の世界選手権では200m個人メドレーで2分7秒91の日本新記録で銀メダルを獲得し、日本水泳連盟の2017年度最優秀選手にも選ばれた。
この日、好きな緑色の袴を身に着けて出席した大橋は、「活躍することを夢見て東洋大に入学しましたけど、ここまで来れるとは思っていませんでした。入学したばかりのころは練習に付いていくのもやっとで、大学4年の9月で引退するものだと思っていたくらいです。平井伯昌先生、田垣貞俊先生には本当にお世話になり、大学4年で結果を出せて、これからも競技生活を続けられるまでになりました」と大学4年間を振り返った。
ちなみに4年間で最も思い出に残っているのは、世界選手権でのメダル獲得でも、日本記録更新でもなく、大学3年のインカレ女子総合優勝を挙げた。「先輩や同期、後輩みんなで、チームで勝つということが本当にうれしかった」ことが理由だという。
4月3日から始まる日本選手権間近ということもあるのか、卒業には「まだ実感がわきません」というが、競技以外の学生生活にも思い出が多くあるようで、「授業にもかなり出ていたので、水泳部以外の学部の仲間、授業内容やゼミのことも思い出します」とあらためて充実した日々を振り返っていた。
文◎牧野 豊
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