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2020-09-13

【陸上】日本IC男子100m王者は水久保漱至。「10秒0台に乗せて勝負したい」

9月12日、日本インカレ2日目の男子100mで水久保漱至(城西大4年)が学生歴代9位となる10秒14(+1.8)で優勝を飾った。

写真上=日本インカレ男子100mを制した水久保(中)、右は2位のブルーノ(撮影/田中慎一郎・陸上競技マガジン)

決勝で0秒12ベストを更新

 近年では飯塚翔太(中大、現・ミズノ)、山縣亮太(慶大、現・セイコー)、そして桐生祥秀(東洋大、現・日本生命)の日本代表が歴代優勝者に名を連ねてきた日本インカレ男子100m。いわばトップスプリンターへの登竜門ともいえるタイトルを今年度、獲得したのが城西大4年の水久保漱史だ。決勝では学生歴代9位となる10秒14(+1.8)の好タイムで、2位のデーデー・ブルーノ(東海大3年)、3位の鈴木涼太(城西大3年)を抑えた。

「最後の日本インカレということもあり、自分の走りに集中していました。それが結果につながったのだと思います。0秒1以上、自己ベストを更新できたのは、正直驚いています」

 昨年までの自己記録は、茨城国体でマークした10秒35(+0.5)。今年度は初戦となった7月の宮崎県選手権で10秒27(+1.2)、8月のアスリートナイトゲームズin福井の予選で10秒26(+1.5)まで短縮していた。今大会では予選を10秒36(+0.1)で通過すると、準決勝では追い風3.4mのなか10秒16をマーク。いずれも組トップで決勝に駒を進めた。好調なのは傍目からも明らかだった。

昨年の日本インカレ男子100mは準決勝敗退だったが、最終学年で初の全国タイトルを獲得(写真/田中慎一郎・陸上競技マガジン)

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