8月23日(日)に国立競技場で陸上競技初の大会として開催されたセイコーゴールデングランプリ。ドリームレーンに出場した高校生がそのチャンスを存分に生かした。男子やり投に出場した巖優作(市尼崎高3年・兵庫)が高校歴代2位となる74m29。男子1500mに出場した甲木康博(城西大附城西高3年・東京)が高校歴代3位の3分44秒62。男子100mに出場した柳田大輝(東農大二高2年・群馬)は予選で10秒27(+0.7)の高校歴代6位タイと好記録が連発した。
新型コロナウイルスの影響により、多くの大会が中止や延期に。積み重ねてきた練習の成果を発揮する場が失われてしまった高校生に対して、国立競技場で日本のトップアスリートに挑戦できる場として「ドリームレーン」が設けられた。
写真上=高校の先輩・ディーン元気(ミズノ/左)と巖(右)。ディーンは、6投目に2013年以来の80m台となる84m05の投てきを見せ逆転優勝を果たした。
写真/中野英聡(陸上競技マガジン)
今大会、ドリームレーンでセイコーゴールデングランプリの出場権を手にしたのは、28名。このなかで大きな存在感を放ったのが、巖優作(市尼崎高3年・兵庫)だ。
巖は男子やり投に出場。8月9日に行われた兵庫県選手権で72m00の高校歴代11位の記録をマークするなど勢いに乗っていた。「すごく緊張して、昨日から心臓がバクバクしていました。でも、社会人選手の皆さんが声をかけてくださって、リラックスして試合に臨むことができた」と1、2投目は力んだものの、4投目には高校歴代2位となる74m29の快投を見せた。
男子1500mに出場した甲木康博(城西大附城西高3年・東京)も日本のトップレベルのペースに乗って、高校歴代3位となる3分44秒62の好走。「ラスト300mから抜かれたところで反応できなかった。トップの選手との差を感じた」と日本のトップランナーの走りを肌で感じた。
男子100m決勝に出場した柳田(左)と河田(右)
写真/中野英聡(陸上競技マガジン)
男子100mには9名の選手が出場。この種目に限り予選が行われ、各組2着+2名が決勝に進出。ドリームレーンの高校生出場選手のなかで、記録最上位は、「ワイルドカード」として決勝に出場ができる。
予選3組に出場した栁田大輝(東農大二高2年・群馬)は、高校歴代6位タイとなる10秒27(+0.7)をマーク。栁田は組4着で+2名に入り、決勝への切符を手にした。「ワイルドカード」は、2組5着に入った河田航典(中京大中京高3年・愛知/10秒49、+0.7)が手にして、高校生2名が決勝に進んだ。決勝は、栁田が10秒36(-0.2)、河田が10秒65だった。
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