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2020-01-24

【陸上】大迫傑が東京マラソンに向けドバイに調整出場。好ラップ刻む

男子マラソンの日本記録保持者、大迫傑(ナイキ)が1月24日に行われたドバイマラソンに出場。3月1日の東京マラソンへの調整練習として位置づけで25km過ぎまで走り、好ラップを刻んだ。

写真上=3月の東京マラソンへの調整の位置づけでドバイマラソンに出場した大迫(写真は昨年12月のホノルルマラソン)
写真/Getty Images

 最初の5kmを14分44秒のハイペースで入った大迫は、10~15kmは15分23秒とペースを落とした以外は、14分台のラップを刻み、ハーフを1時間02分43秒、25kmを1時間14分18秒で通過してレースから退いた。

 10~15kmでペースダウンした理由について、大迫は自身の公式アプリで説明するとしている。

 大会公式サイトのリザルトでは、「5km14分52秒/1km2分59秒」を基に完走した場合の推定記録も記載されている。それによると、大迫がもしそのペースで完走した際は自身が持つ日本記録を26秒上回る2時間05分24秒を刻むことになっている。

 昨年9月のMGCで3位に入った大迫は、東京マラソン、3月8日のびわ湖毎日マラソンで、自身が持つ日本記録を1秒上回る記録を出す選手がいなければ、東京五輪マラソン代表に内定するが、おそらく東京マラソンでは自身が持つ日本記録更新を狙ってくる可能性もある。

 毎年1月にアラブ首長国連邦のドバイで行われる今大会は、その賞金額の高さもあり、世界の有力選手が参加するメジャー大会の一つ。男子は初出場のオリカ・アドゥグナ・ビキラ(エチオピア)が終盤、11人の競り合いのなかから抜け出し、2時間06分15秒で優勝。女子は前年2位のワークネシュ・デゲハ(エチオピア)が2時間19分38秒で制した。

大迫傑の25kmまでの
通過タイムとラップ(5km/1km)

5km  14.44(2.57)
10km  29.38(14.55/2.59)
15km  45.01(15.23/3.05)
20km  59.29(14.28/2.54)
Half  1.02.43
25km 1.14.18(14.49/2.58)

※公式サイトの速報値では、20~25km地点の通過タイムとラップに整合性がない部分もあったため、通過タイムを基にラップを修正してある。

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