3年ぶりの甲子園となる鶴岡東(山形)。選手権山形大会では全5試合で計50得点、チーム打率.389と脅威の成績をマークした。
8月9日の第4試合高松商(香川)戦でも強力打線が爆発するか、注目が集まる。
※写真上=選手権山形大会では63安打50得点と打撃が光った鶴岡東
写真◎ベースボール・クリニック
ベースボール・クリニック2016年11月号では、佐藤俊監督にスイング力を高める方法を伺った。
鶴岡東の打撃練習は、シーズン中とオフ期で取り組む内容が異なっている。
まず、3月~11月は細かいスイングの形を求めることはせず、選手それぞれが「アウトのなり方」を追求する時期になる。
「『結果=ヒット』『結果=本塁打』と考え、全打席でヒットを打ちたい、本塁打を打ちたいと考える選手は少なくありません。ただし、成功して3割と言われる打撃でそれは現実的ではありませんので、選手たちには『アウトのなり方』を考えてもらえるように指導しています。
試合では9回まで攻撃をやり切れば27個のアウトを取られるわけです。その中で出塁を重ねて相手を追い込んでいくのは当然ですが、アウトのなり方でも相手にプレッシャーを与えられると思っています」
例えば中軸を打つ打者であれば、二死走者なしで長打を狙った力強いスイングをすることで「わずかでもコースを間違えれば1点」とバッテリーに意識させる。あるいは走力が高い打者であれば、盗塁でスコアリングポジションに進む意識で、出塁のために四球でも失策でも狙っていく。
「アウトのなり方」は試合状況、選手のタイプによって変わってくるものであるからこそ、細かく確認しながら追求していく姿勢が求められる。
グラウンドの使えない12~2月は、自身のスイングについて考え抜く時期となる。
入学直後にビデオ撮影したスイング動作の映像を見ながらディスカッションをしたり、形やタイミングの取り方などを高めていく。
また、多くの学校でこの時期に行われているような、1000本や2000本と数を重ねる振り込みは行っていない。
全身が映る鏡の前で自身のベストスイングを確認しながら行う、「一本振り」と呼んでいる素振りを200~300本ほど。それ以外は、さまざまな種類のバットを用いてリストワークやヘッドコントロールを身につけるための素振りを行っている(下写真参照)。
こうした質の高いバッティング練習が鶴岡東の強力打線を支えている。
《約2キロの鉄バットを使ったリストワークを高めるトレーニング例》
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文◎ベースボール・クリニック編集部
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