大会5日目の10月1日、男子400m予選2組に出場したウォルシュ・ジュリアン(富士通)が45
秒14をマーク。日本歴代4位となる快走で組2着に入り、2013年モスクワ大会の金丸祐三(大塚製薬)以来の準決勝進出を果たした。
写真上=男子400m予選でウォルシュ・ジュリアンが日本歴代4位となる45秒14をマークし、準決勝に進出した(撮影/中野英聡・陸上競技マガジン)
2戦連続自己記録を更新しても、ウォルシュ・ジュリアン(富士通)に笑顔はなかった。
男子400m予選2組、ウォルシュは44秒94のキラニ・ジェームズ(グレナダ)に続いて、45秒14の組2着でフィニッシュ。全体では7番目の記録で2日(日本時間3日2時35分)の準決勝に進出した。
「思っていたより気持ちよく走れました。感覚的に44秒台が出たかと思ったんですが、まだそこは壁が高かったです。自己ベストでもあまりうれしくないですね。44秒台を狙っていたので。切り替えて、準決勝で出したいです」
今年8月のスペイン遠征で45秒35の自己ベストタイ、9月の富士北麓ワールドトライアルでの45秒21に続く自己記録だが、見据えているものは、あくまでも日本記録保持者(44秒78)の高野進(東海大教)以来、史上2人目となる44秒台突入。そこにブレはない。
「最後のコーナーを抜けたところでいつもより余力があったので、もう少し前半でスピードに乗れれば、準決勝ではいい記録が出せると思う」
この種目での準決勝進出は、2013年モスクワ大会の金丸祐三(大塚製薬)以来。準決勝3組には、世界歴代4位タイの43秒45を持つマイケル・ノーマン(アメリカ)を筆頭に強豪がそろうが、まずは自身の記録との勝負になる。何より44秒の壁を打ち破ったとき、エースとして君臨する男子4×400mRでの決勝進出が見えてくる。

4月のアジア選手権時から7㎏体重を絞ったウォルシュ。走りの感覚が変わったという(写真/中野英聡・陸上競技マガジン)
男子400m日本歴代5傑
1 44秒78 高野 進 東海大教 1991.06.16
2 45秒03 山村 貴彦 日大3年 2000.09.09
3 45秒05 小坂田 淳 大阪ガス 2000.09.09
4 45秒14 ウォルシュ・ジュリアン 富士通 2019.10.01
5 45秒16 金丸 祐三 法大4年 2009.05.09
文/石井 亮(陸上競技マガジン)
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