第103回日本選手権2日目の最終種目、男子100mでサニブラウン・アブデル・ハキーム(フロリダ大)が10秒02(-0.3)の大会新記録で2年ぶり2度目の優勝を飾った。すでにドーハ世界選手権の参加標準記録を突破しているサニブラウンは代表内定となった。
日本選手権男子100m決勝で10秒02の大会新を樹立したサニブラウン(写真/中野英聡・陸上競技マガジン)
サニブラウン・A・ハキーム選手のコメント
「9秒台まであと0秒03ですか。スタートがもう少ししっかりできていたら。まぁ、優勝できたので良かったです。アメリカで速い選手たちと走ってきたので、ここで強い姿を見せられないのでは意味がないと思っていました。予選から決勝まで3本走り、レースを重ねるごとに集中できたのは良かったです。前半はあれっ、という感じでしたが、中間から良くなってきたと思います。世界にはバケモノが多いので、今日の課題をフロリダに持ち帰って万全の体制で世界選手権に臨めれば。メダルを狙えるところまでいきたいです」