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2020-10-03

【陸上】大会MVPは男子110mHの金井大旺と女子100mHの青木益未。ともに大会タイで2年ぶりの王座返り咲き

日本選手権MVPに輝いた金井(左)と青木(右) 撮影/田中慎一郎(陸上競技マガジン)



今季の好調ぶりが
そのままレースに

 男子110mハードルは金井大旺(ミズノ)が今季の好調ぶりをそのままレースに体現した。

 金井は今季初戦の法大競技会で自己記録を更新すると、8月の福井では高山の保持する日本記録に0秒02に迫る13秒27まで記録を伸ばし、日本選手権を迎えていた。

 スタート前には体が動き仕切り直しとなり、「自分で動いたのが分かったので集中力が切れた」というが、「とにかくフライングしない」ことだけを考え、気持ち新たに臨むと、無事にスタートを切る。もともとスタートダッシュには定評のある金井はすぐに自分のペースをつかみ、左隣にいる泉谷駿介(順天堂大3年)、右隣にいる高山の圧を感じながらも、8台目を越えたあたりから少しずつ差を広げそのままフィニッシュ。2年前の優勝時に金井が出し(当時の日本新)、昨年は高山、泉谷が同タイム(着差あり)決着となった際の大会記録13秒36で優勝を果たした。


左から高山、金井、泉谷。日本男子トッパーを切磋琢磨の関係で世界に近づけてきた 撮影/田中慎一郎(陸上競技マガジン)

「目標にしていた優勝ができて良かったです。2年前は実力以上の120%の力を発揮した上での優勝で、それ以上の力が出せない感じでしたが、今年は同じタイムでもまだまだいけると。それがこの2年間、成長できた部分だと思っています」

 金井が目指すのは、来年のオリンピックでの決勝進出。

「オリンピックでは準決勝で12秒台を出さなければ決勝に行けないので、やるべきことをやって目指していければと思います」

 高山、泉谷も今季は万全でないなか、日本選手権には最善を尽くして合わせてきた。この3人の切磋琢磨することで、世界のファイナルの舞台は近づいていくことだろう。

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