第50回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝戦 クリスマスボウルは、12月22日、か横浜スタジアムで行われ、立命館宇治が18ー7で佼成学園を下して、創部24年目にして初の日本一に輝いた。
上の写真 前半終了間際、立命館宇治RB南田が、サイドライン際でディフェンダーをかわしてTD。12−7と逆転した

50回を記念してコイントスを行ったのは、お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰さん。春日さんは日大二高時代にフットボールの関東選抜となっている
立ち上がり、佼成学園は相手ゴール前に攻め込んだが、フィールドゴール(FG)を失敗して無得点に終わる。対する立命館宇治は、パントに追い込まれながら、相手のファンブルをリカバーして攻撃権を継続するチャンスがあったが、得点できなかった。
両チームのでディフェンスが踏ん張る膠着状態を打破したのは、佼成学園のエースランニングバック(RB)北原健作だった。スクリメージラインをスルスルと抜けると一気に加速し、右タッチライン際を駆け上がり、ゴール前に迫る78ヤードのビッグプレーを見せる。このチャンスにクォーターバック(QB)小林宏充が、キャプテンのワイドレシーバー(WR)目黒歩偉へ7ヤードのTDパスを通して、7−0と佼成学園が先制した。

続くキックオフで、今度は立命館宇治にビッグプレーが飛び出す。リターナーの関口温暉が、ブロッカーを上手に使いながら右サイドライン際を駆け上がり、92ヤードのキックオフリターンTD。2ポイントコンバージョンは失敗に終わったが、6ー7と追い上げた。
勢いに乗った立命館宇治は、第2クォーター(Q)終了間際に、RB南田億が、左サイドライン際をディフェンダーを巧みにかわしてTD。12-7と逆転して前半を折り返した。
雨が降り始めた後半、互いのディフェンスが踏ん張り、得点の機会が少なくなったが、立命館宇治はQB庭山大空のランプレーを織り混ぜて前進。キッカー伊藤龍馬が2つのFGを決めて佼成学園を突き放した。
クリスマスボウル4連覇を目指した佼成学園は、試合終了間際に立命館宇治のゴール前に攻め込んだが、残り1秒からのラストプレーはパスが失敗となった。

第2Q終了間際、立命館宇治のRB南田は、サイドライン際でディフェンスを巧みにかわしてTDを奪う。立命館宇治が12-7とリードして前半を折り返した
最後の最後までどうなるかわからない展開だったので、実感がないのが本音です。(佼成学園は)ちょっとしたすきであの点差(昨年のクリスマスボウルの19点差)をひっくり返すことができる強いチームなので、時計がどんなに少なくなろうと、自分たちがやってきたフットボールを最大限このフィールドでやろうと、関西大会が終わってからチームに言い続けてきた。勝ててよかった。
アメフトは、ディフェンスが頑張らないと勝つことができない。関西の決勝(関学高戦)は、オフェンスに助けられた勝利で、ディフェンスははがゆ思いをしていた。この2〜3週間、強いディフェンスとはなんなのかと、チーム作りを1から見直してやってきた成果かなと思います。
勝負どころで、ターンオーバーを奪うことができたり、1対1では、相手のO L に圧倒的に負けているDラインが、最後まで足をかいて、気持ちの部分でしか戦えない部分があった。そういう部分が前面に出ていた。
前任の東前(圭)先生だったり、橋詰(功・現日大ヘッドコーチ・監督)さんだったり、丸山(浩史)監督だったり、偉大な先生方を引き継いだ。今までやってきはった先生がしっかり土台を作ってくださっていた。それも大きな、今回の勝ちの原因にはなっていると思います。

試合後、佼成学園の小林孝至監督(左)が歩み寄って立命館宇治の木下監督に声をかけた
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