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2019-12-15

圧巻のパス成績 ハイズマン賞にルイジアナ州立大QBバーロウ

米NCAAフットボールの最優秀選手を決める「ハイズマントロフィー」のセレモニーが、米ニューヨーク市で現地12月14日土曜日に開催され、ルイジアナ州立大学のQBジョー・バーロウが選ばれた。

カレッジフットボールの全米最優秀選手に贈られる「ハイズマントロフィー」を獲得した、ルイジアナ州立大のQBジョーバーロウ=米ニューヨーク市で開かれた第85回同賞セレモニーで2019年12月14日 (Photo by Adam Hunger/Getty Images)

 バーロウは、全米の記者や過去の受賞者らによる投票で、史上最多となる2608ポイントを獲得、2位のQBジェイレン・ハーツ(オクラホマ大)に、これも最多となる1846ポイントの差をつけた。1位票の9割がバーロウという圧倒的大差だった。3位には、QBジャスティン・フィールズ、4位にはDEチェイス・ヤング(いずれもオハイオ州立大)が入った。

SEC優勝決定戦、ジョージア大との一戦を前にウォームアップするルイジアナ州立大のQBジョー・バーロウ=米ジョージア州アトランタで2019年12月7日. (Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)

 バーロウは、今季13試合でパス獲得4715ヤード、成功率77.9%、48TD、6INT、QBレーティング201.5を記録。パス獲得ヤードは全米2位、成功率・TD数・QBレーティングは全米1位という圧倒的な成績だった。ルイジアナ州立大学からは1959年のHBビリー・キャノン以来60年ぶり2人目の受賞となった。

 バーロウは、オハイオ州立大学でプレーしていたが、先発QBになれなかったために2017年シーズン終了後にルイジアナ州立大へ転校した。学業ではオハイオ州立大を卒業してからの転校だったため、NCAAの「1年間不出場」規則は適用されずに、2018年からルイジアナ州立大のエースQBとして活躍した。

 バーロウは受賞スピーチで「ここまでの、私の旅路は、世界中の何物にも代えがたいものだった」と学生フットボールでの選手生活を振り返った。

SEC内最強のライバル、アラバマ大を、46-41で撃破し、チームメートたちに担がれてフィールドを去るルイジアナ州立大のQBジョー・バーロウ=米アラバマ州タスカルーサのブライアント・デニースタジアムで2019年11月9日 (Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)

 ルイジアナ州立大は今季13戦全勝で所属するサウスイースタンカンファレンス(SEC)優勝。全米王者を決めるカレッジフットボールプレーオフ(CFP)にランキング1位で出場することが決まっている。CFP準決勝で対戦するのは、ハイズマン2位だったQBジェイレン・ハーツが所属するオクラホマ大学となる。

 バーロウは、2020年のドラフト全体1位指名が、ハーツもドラフト1巡での指名が有力視されている。

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