プロ野球選手の高校時代のフォームを連続写真で振り返る。現在のフォームと比べたり、自身のフォームの参考にしてみよう。
※本記事は「ベースボール・クリニック2009年6月号」掲載内容を再編集したものです。
西武・菊池雄星
[花巻東高3年時]
写真◎ベースボール・クリニック

花巻東高1年時から注目を浴びていた菊池雄星。3年春に1年夏以来となる甲子園に出場し、全5試合の登板で岩手県勢初となる準優勝に貢献した。
写真はその2009年センバツ1回戦の鵡川戦での投球。この試合は9回一死まで無安打の好投で、完封を果たした。
それまで足を上げるときに軸足(左足)がずれ、それがステップする際のずれにもつながり制球のばらつきの原因となっていた。そこで、始動時から軸足を投手板と平行に置き、軸足を定めた状態で右足を真っすぐに上げる練習を重ねたことが、センバツでの好投につながったという。
3年夏は甲子園での歴代左腕最速となる154キロをマーク(3回戦対東北)。同年のドラフトで西武に1位指名を受けた。
プロ入り後はフォーム修正を重ね、17年には最優秀防御率(1.97)、最多勝(16)の2冠に輝く。18年は防御率、勝利数、奪三振数でリーグ2位の成績を収め、19年シーズンは高校時代からの夢であったメジャーでの活躍が期待される。
きくち・ゆうせい/1991年6月17日生まれ。岩手・盛岡市立見前中(盛岡東シニア)-花巻東高(07年夏、09年春・夏甲子園)-10年西武1位。左投左打。
2018年成績:23登板14勝4敗0S0H163.2回49四死球153三振56自責点、防御率3.08
文◎ベースボール・クリニック