新日本プロレス「G1 CLIMAX 29」(Bブロック7日目)
★8月4日(日)大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆=5555人(超満員札止め)

 この日のメインイベントはIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也と鷹木信悟の初一騎打ち。内藤も鷹木もロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに所属し、82年生まれ、アニマル浜口ジム出身。2人の積年の思いが交差する試合となった。

※以下の試合リポートは「週刊プロレス mobile」内の「試合結果速報」に掲載されたものの一部となります。

第9試合 Bブロック公式リーグ戦(30分1本勝負)
○内藤哲也<4勝3敗=8点>(27分15秒、片エビ固め)鷹木信悟●<2勝5敗=4点>
※デスティーノ

画像: 内藤(奥)と鷹木(前)

内藤(奥)と鷹木(前)

 午後5時18分試合開始のゴング。内藤がロープに詰めてクリーンブレーク。鷹木が体勢を入れ替えて逆水平チョップを放つも、内藤がかわす。内藤が拳を突き出すと、鷹木はその腕を取りひねり上げ、逆水平チョップ。鷹木がロープに飛ぶと、内藤はスカして場外に落とし、寝そべりポーズ。鷹木がリング内にイスを投げ入れると、内藤はイスに座って、拝むポーズで挑発。

 鷹木がリング内にダッシュしてくると、内藤は足をかけて倒し、イスに激突させる。内藤の振り子式ドロップキックは鷹木が阻止。エルボー合戦。内藤は顔面かきむしり。鷹木が髪の毛をつかむと、内藤はツバを吐きかける。鷹木がバックエルボー、レフトハンドのショートレンジ・ラリアット。場外戦で内藤を鉄柵に振るなどして、鷹木が攻勢に出る。

 内藤をロープにくくりつけてラリアット。ショルダータックルで倒し、ブレーンバスターで叩きつける。さらにニードロップ(10分経過)。

 内藤はカウンターでマンハッタンドロップ、ウラカンホイップ。フェイントを入れての、振り子式ドロップキック。ロープを利用してのスイングDDTをスカした鷹木は、カウンターで担ぎ上げてデスバレーボム。ロープに内藤を打ちつけ、ダイビング・エルボードロップ。場内から「ナイトー」コール。鷹木のスライディング・ラリアットは内藤がかわして、低空ドロップキック。コーナーに鷹木を乗せるも、脱した鷹木が熨斗紙で叩きつける(15分経過)。

 ラリアットをガードした内藤が、ロープを利用してのスイングDDT。内藤が浴びせ蹴り、フライング・エルボーからグロリアで叩きつける。デスティーノ狙いは鷹木が阻止。コリエンド式デスティーノを狙った内藤を鷹木が担ぎ上げて、パワーボム。さらにコーナーマットへの投げっぱなしジャーマン。串刺しラリアット。鷹木は内藤を担いだままコーナーに上る。切り返した内藤が、雪崩式フランケンを狙うも、鷹木が踏ん張る。そして雪崩式パワーボムを狙うも、内藤は空中で切り返す。内藤が突っ込むと、鷹木がカウンターでレフトハンドのラリアット(20分経過)。

 鷹木がショートレンジ・ラリアットを連発。高速バックドロップ。内藤も投げっぱなしドラゴンを返す。鷹木は内藤のフライング・エルボー狙いをキャッチし、担ぎ上げるとMADE IN JAPAN。パンピングボンバーで、内藤が一回転もカウント2。ラスト・オブ・ザ・ドラゴン狙いは、内藤がデスティーノで切り返す。ヒザ立ちで、内藤がエルボーを見舞えば、鷹木はヘッドバットを返す。ともに立ち上がり、エルボー合戦。鷹木が左右のエルボー、内藤が張り手を返す(25分経過)。

画像: 鷹木(左)のエルボー

鷹木(左)のエルボー

 内藤が垂直落下式ブレーンバスター。デスティーノ狙いは鷹木が脱して、ラリアット。ラスト・オブ・ザ・ドラゴン狙いは内藤が切り返し、カナディアンデストロイヤーの要領で叩きつける。コリエンド式デスティーノはカウント2。ならばと正調デスティーノで3カウントを奪った。

画像: 正調ディスティーノを決める内藤(左)

正調ディスティーノを決める内藤(左)

内藤「史上初の偉業を達成するその瞬間を、楽しみに待っていてください」

 試合後、鷹木は内藤の肩を叩き、内藤も言葉を掛ける。内藤がマイクを手にする。

画像: 同門対決を制した内藤(左)と鷹木(右)

同門対決を制した内藤(左)と鷹木(右)

内藤「ブエナスノーチェース、オーサカー! まずは、ま・ず・は、鷹木! 去年の10月、新たなるパレハとして迎え入れたこと、やっぱり間違いじゃなかったよ。またいつかシングルマッチで闘う日を楽しみに待ってるぜ、カブロン!(場内から「タカギ」コール)。

 そして今日、大阪府立体育会館にお集まりくださった、たくさんのお客様、今年のG1クライマックス、4勝3敗と非常にふがいない成績ですが、可能性が少しでもある限り、オレは最後まで全力で闘い抜きますよ。なぜなら、その先に見据えているものがあるから。史上初の偉業を達成するその瞬間を、楽しみに待っていてください。

 では、つぎに皆さまにお会いするのは、9月の大阪大会ですかね。9月の大阪大会で、またお会いしましょう。新日本プロレス、G1クライマックス、大阪2連戦、最後の締めはもちろん、EVIL、BUSHI、SANADA、ヒロム、鷹木、イ・内藤。ノスオトロス、ロス・インゴベルナ~ブレ~~ス、デ・ハ・ポン!」

<バックステージ>
内藤「今日の勝利でなんとか踏みとどまったかな。他力本願だけどね。なんとか踏みとどまったでしょう。鷹木と初めて会ってから19年、最後に向かい合ったのが、彼が二十歳ぐらいのころかな。だから16年、17年ぐらい前のことなんだけどさ、今日久々に向かい合ってみて、アニマル浜口ジムで切磋琢磨してた時代がフラッシュバックしてきて、すげー懐かしかったかな。ほとんど鷹木に勝ったことなかったから。オレにとって彼は嫉妬の対象でしかなかったから。こうしてプロのリングで闘い、そして彼に勝てたこと、ずっといままで心に溜め込んだものが発散されたかな。

 まあでもさ、これだけ鷹木のことを語ってるけど、でもこのG1クライマックス、鷹木に勝ちたくて出たわけじゃないからね。こうして懐かしの対戦のためだけにG1クライマックス、出てるわけじゃないから。リング上でも言った通り、オレは史上初の偉業を目指してやっているわけだからね。そこにオレはたどり着いてみせますよ。まあ、状況は厳しいけどね。

 この鷹木からの勝利をムダにしたくないし、するわけにはいかないしね。彼からの勝利が、ものスゴく価値のあるものだっていうのは、オレ知ってるからね。スゲー価値のある勝利だよ。これをムダにしないためにも、残り2試合、オレは全力で闘いますよ。そして、優勝を目指しますよ。なぜなら、その先に見据えているものがあるからね。じゃあ、つぎは浜松大会でお会いしましょう。アディオス」

鷹木「今日の対戦が決まった時、俺はうれしかったよ。だけど、今日試合して思った。それ以上にいまはうれしいぜ。言っちゃわりぃが、内藤、アンタ、人気やキャラクターが先行してるからリング上はどうなんだ?って組みながら思ってたんだけどよ。あのヤロー、やっぱスゲーじゃねぇか。間違いなくつえーよ。さすが! 内藤哲也。

 だが、これで、アイツが言ってた、今日が終着点じゃねぇな。浜口道場の頃から切磋琢磨していたが、あたらめて言うぞ。内藤哲也、別にこれは宣戦布告じゃないが、確実に今日がスタートだ。やられたままじゃ絶対に気がすまねぇからな。それから、俺の夏を今日で終わらせる? ふざけんな! 俺は残り、横浜と武道館、2試合残ってんだ。ただの1試合すら!消化試合なんかねぇ!全力で鷹木信悟、ぶつけるだけだ」

今大会の詳細は 8月7日(水)発売の「週刊プロレス8月21日号(No.2024)」に掲載。

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