※写真上=なんとか1勝したい稀勢の里だったが、栃煌山の土俵際の逆転に屈す
写真:月刊相撲

栃煌山(掬い投げ)稀勢の里

 秋巡業から場所前の稽古も順調で、誰もが秋場所以上の状態と見ていた稀勢の里が初日から3連敗。休場するのではと思われていた4日目も出場に踏み切った。この日の対戦相手は栃煌山。番付を幕尻まで落としていたが、復調して今場所は3連勝中と侮れない相手だ。

 稀勢の里はモロ差しを狙う栃煌山に左をのぞかせて許さず、右を抱えて前に出た。土俵際、栃煌山の捨て身の掬い投げにバッタリと落ちる稀勢の里だが、栃煌山も土俵を飛び出しており、軍配は稀勢の里に上がった。しかし、物言いがつき協議の結果、稀勢の里の体が落ちるのが早く、痛恨の4連敗。

 初日、貴景勝に敗れた後、足が出ないなと感じていた。土俵が滑りやすいから慎重に構えていたのか、足を痛めてしまったのか。5日目の朝、稀勢の里は休場を発表。初日の相撲で右ヒザを痛めていたようだ。

「2日目以降、本来の相撲と違った。応援してくれたファンには申し訳ない。最後まで取りたかった。ケガをしっかり治して、また頑張りたい」と稀勢の里の気力は衰えていない。

文=山口亜土


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