4日目を終えて幕内の全勝は北勝富士、正代、輝、照強の平幕4人だけ。5日目は照強、輝が全勝を守り、北勝富士と正代の一番が組まれた。

※写真上=平幕全勝同士の一番は、対北勝富士戦4連勝中の正代に軍配
写真:月刊相撲

「上位に勝ったことがない人はいない」と語っていた北勝富士だが、正代には4戦して全敗。正代が1学年上で学生時代は勝ったり負けたりも、北勝富士に苦手意識があるようだ。

 立ち合い、北勝富士は頭から激しく当たらず、右手を前に出してフワッと立った。正代はすぐに下から突き起こし、そのまま一気に前に出て快勝。

 敗れた北勝富士は首を捻りながら、「相性ですかねえ。考えていったんですけど、わけわからない相撲を取っちゃった。何をしても弾かれてしまう。柔らかくてゴムみたいな感じなんです」とガックリ。

 それでも気を取り直し、「序盤で4勝1敗なら上出来。中盤、終盤と4勝1敗なら12勝できますから」と切り替えていた。

 全勝を守った正代は、「いつもは当たって差しにいくのに、押していくのは珍しい。足がよく出た。立ち合いもいい感じで当たれている」と納得の表情。

 全勝力士3人の中では番付が上位だが、「気持ちも乗ってくるけど、あまり浮かれないようにしたい」と慎重な口ぶりだった。

 まだ序盤の5日間が終わったばかりで、残り10日間もある。平幕の全勝3人が勝ち続けるとも思えず、優勝の行方は全くわからない。上位が崩れて締まらない場所になってしまったが、優勝争いという点では面白い場所になりそうだ。

文=山口亜土

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