男子100mの日本記録保持者、サニブラウン・アブデル・ハキーム(フロリダ大)が5月31日、陸上競技に打ち込む中高生4名とオンラインで約1時間交流を図り、自身の近況や目標について語った。

写真上=近い将来の目標を「東京五輪の金メダル」を掲げたサニブラウン
撮影/椛本結城(陸上競技マガジン)

 昨年12月にプロ選手となって以降もアメリカのフロリダ大を拠点に活動しているサニブラウン。新型コロナウイルスの感染拡大のなか、大学の施設もしばらく封鎖されていた期間は、ウェイトトレーニングコーチの自宅ガレージで練習を積むなど、できることに取り組んできた。5月25日からは「久々に競技場が開いて、約2カ月ぶりにトラックの上で練習しました。やっぱり芝生の上を走るのとは違って、いいですね」とトラックでの練習再開を報告。

 今後の目標について、改めて聞かれたサニブラウンは「近い目標だと東京オリンピックで金メダルを取ることだけど、長い期間の目標では100mと200mで世界記録という大きな目標を持っている」と、以前から公言していたウサイン・ボルト氏が持つ世界記録更新を目標に掲げた。

 また、インターハイの中止など、中高生にとって目標としていた大会が相次いで中止になっている現状について、「たとえインターハイがなくても、大学に入ったときに『俺はすごいんだ。今まで何もやってこなかったわけじゃない』とコーチに見せるのも一つのモチベーションだと思います。自分はオリンピックが先延ばしになりましたが、もう1年、時間をもらえたと思っている。ポジティブに捉えて、1日1日を大切にしてもらいたい」とメッセージを送った。

画像: 陸上に打ち込む4名の中高生とのトークセッションでは、アメリカの生活について、多くの質問が出た 写真提供:UDN SPORTS

陸上に打ち込む4名の中高生とのトークセッションでは、アメリカの生活について、多くの質問が出た
写真提供:UDN SPORTS

 この日は参加者からのさまざまな質問にも答え、試合前にテンションを上げる方法については「自分の好きな音楽を聴いたり、(レースの)イメージトレーニングをしています。自分は会場の雰囲気でテンションを上げたりするので、観客席をのぞいたりします」と披露。同時に「最近は日本の音楽も知らないので、教えてください」と逆質問する場面も見られた。

 トークセッションの終盤には、サニブラウンの発案によるサプライズプレゼントの披露も。事前に発送していたボックスを参加者に開封してもらうと、サニブラウンが着用しているトレーニングシューズが入っており、参加者たちを喜ばせた。

 このトークセッションは「#つなぐトーク」と題し、サニブラウンの所属事務所UDN SPORTSが行っている新型コロナウイルス支援活動「#つなぐ」プロジェクトの一環。5月上旬には走幅跳のドーハ世界選手権代表、橋岡優輝(日本大4年)も同様に実施していた。

構成◎編集部

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陸上競技マガジン 2020年6月号


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